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J-GLOBAL ID：201702254129897615   整理番号：17A1261537

ウナギ仔魚の飼育技術の高度化に関する研究開発

Development of advanced larval rearing technologies for the Japanese eel

著者 (1件)： 増田賢嗣 (国立研究開発法人 水産研究・教育機構 増養殖研究所)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 83  号： 5  ページ： 754-757(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,筆者らが取り組んできた,養殖用ニホンウナギの種苗であるシラスウナギの生産技術開発について紹介した。飼育環境に関する技術開発として,飼育水温と給餌方法について検討を行い,条件次第では,飼育下でもそれまで知られていたよりも速くウナギ仔魚が成長することが明らかになった。ウナギ仔魚の大規模な飼育を目的として,飼育水槽の大型化のための技術開発を進めた。さらに,飼料原料としてサメ卵や鶏卵等の卵類がなくても,原料を予め酵素で消化処理することで,ウナギ仔魚を飼育できることが証明された。

シソーラス用語： *ウナギ ,  *種苗管理 ,  *技術開発 ,  生息環境 ,  水槽 ,  飼料 ,  飼育管理
準シソーラス用語： *ニホンウナギ ,  *種苗生産 ,  飼育環境 ,  代替飼料

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  増養殖の技術  (FH04020Y) ,  餌料  (FH04040U)

引用文献 (11件)：

• 1) Tanaka H, Kagawa H, Ohta H, Unuma T, Nomura K. The first production of glass eel in captivity: fish reproductive physiology facilitates great progress in aquaculture. Fish Physiol. Biochem. 2003; 28: 493-497.
• 2) 増田賢嗣,今泉 均,小田憲太朗,橋本 博,照屋和久,薄 浩則.飼育環境下のニホンウナギAnguilla japonica仔魚は最速で131日齢までに変態しうる.日本水産学会誌(短報)2011; 77: 416-418.
• 3) Tanaka H. Techniques for larval rearing. In: Aida K, Tsukamoto K, Yamauchi K (eds). Eel biology Springer-Verlag, Tokyo. 2003; 427-434.
• 4) 増田賢嗣,神保忠雄,今泉 均,橋本 博,小田憲太朗,松田圭史,照屋和久,薄 浩則.水温・給餌回数・飼育密度の調整によるウナギAnguilla japonica仔魚期間の短縮.日本水産学会誌 2013; 79: 198-205.
• 5) 増田賢嗣,神保忠雄,今泉 均,藤本 宏,永尾次郎,川上 優.ウナギ仔魚飼育における水槽交換作業の簡略化の可能性について.水産技術 2013; 6: 33-38.

タイトルに関連する用語 (6件)： ウナギ ,  仔魚 ,  飼育 ,  高度化 ,  研究 ,  開発