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J-GLOBAL ID:201702255121020888   整理番号:17A0475871

2012年・2013年に日本に接近・上陸した台風の概要と特性

Summary and Characteristics of Approaching and Landfalling Tropical Cyclones in Japan in 2012 and 2013
著者 (5件):
資料名:
号: 75  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: U0966A  ISSN: 2189-8871  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2012年と2013年の気象庁の統計による発生数・日本への接近数・上陸数を提示した。台風発生数は,平年の25.6個に対して,2012年は平年並の25個,2013年は平年より多い31個であった。台風の発生数が30個を超えたのは19年ぶりであった。2012年は台風の日本上陸数は2個(平年は2.7個)と多くはなかったが,日本に接近した台風の数は17個(平年は11.4個)で,1951年以来4番目の多さであった。特に8月に6個(平年は3.4個),9月に3個(同2.9個),10月に4個(同1.5個)と盛夏期から秋にかけて多くなった。2013年に台風発生数が多かったのは,特に9月と10月にそれぞれ7個発生した(平年は4.8個と3.6個)ことが大きい。発生数は多かったが上陸数は年間を通して2個で,日本接近数も14個で平年よりやや多い程度であった。ただし接近数は8月までは平年より少なかったが,9月に4個,10月に6個と多くなった。特に10月の6個接近は過去最多である。発生数に対する接近数の割合を接近率と定義した。平年では発生した台風の内45%が接近し,特に,5月と7月から9月にかけて50%以上が接近する。2012年は台風シーズンである5~10月に接近率が75%以上と高く,特に5月と8月・9月は発生した台風ほぼすべてが接近した(7月に発生して8月に接近した台風が2事例あるので,8月の接近率は100%を超える)。しかし,この時期の発生数は平年より多かったわけではないので,接近率の多さは発生位置や進路の特徴の反映であることを示唆した。2013年は年間を通した接近率は平年と同じだが,9月までは平年より少なく,特に7月と8月には33%と少なかった。しかし,10月には発生した台風の大部分が接近している。この年は9月・10月に発生数が多く,その大半が日本に接近したことになる。2012年と2013年に日本に接近した台風の多くは120-150°Eで発生したものと考えられるが,この領域で発生した台風の数は2012年と2013年とも19個であった。2012年は全発生数に対して120-150°Eで発生した割合が大きく,しかもこの領域で発生した台風の殆どが日本に接近したことになる。2013年は120°E以西の発生数が年間を通してやや多く,150E以東の発生数も8月以降に多くなった。120-150°Eでの台風発生数は8月までは2013年よりやや少なかったが,9月と10月は多く,その殆どが日本に接近した。従って,2012年の日本への影響の特徴は台風発生位置と進路,2013年の日本への影響の特徴は台風発生数の季節変動との関連が相対的に大きいと言える。2012年の台風4,15,16,17号及び2013年の台風7,17,18,24,26,27号に対して詳細に説明した。
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分類 (1件):
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大規模擾乱,台風,大気重力波 
引用文献 (19件):
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