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J-GLOBAL ID：201702255685804822   整理番号：17A0018165

地域づくりに関わる住民の行動変容プロセスとよそ者の役割-北海道寿都町での大学プロジェクトの事例より-

Process of Residents’ Behavior Change and the Role of Outsiders in Local Development: Case Study of University Project in Suttsu, Hokkaido

著者 (2件)： 上田裕文 (北大 観光学高等研究セ) ,  郡山彩 (国際協力事業団 青年海外協力隊)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 35  号： 3  ページ： 398-403  発行年： 2016年12月30日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,住民の行動変容プロセスとよそ者の関わり方との対応関係を検証することで,地域づくりの主体形成における効果的なよそ者の働きかけ方を明らかにすることを目的としている。今回の調査では,住民から見たよそ者の役割は,活動するきっかけや場所の提供による「実行期」への移行段階において認識されていた。しかし実際の活動参加への直接的なきっかけとしては,地元の人間関係を熟知した地元の連絡・調整係の存在が大きかったことも示された。このことは,地域づくりにおいてよそ者がチラシや広報誌,回覧版などのメディアを使って広く住民への呼びかけを行っても,「無関心期」の住民の行動変容を引き起こすことが難しいことを示唆している。

シソーラス用語： *町づくり ,  *住民意識 ,  経時変化 ,  *行動科学 ,  業績評価 ,  人間 ,  *北海道 ,  大学 ,  *プロジェクト ,  面接調査 ,  データ解析 ,  住民運動 ,  分類 ,  ライフスタイル ,  健康管理 ,  管理者 ,  組織 ,  運動
準シソーラス用語： よそ者 ,  第三者評価 ,  寿都町 ,  コーディネーター

分類 (1件)： 開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (7件)：

• 1) 敷田麻実(2009):よそ者と地域づくりにおけるその役割に関する研究,国際広報メディア・観光ジャーナル,9,79-99.
• 2) 鬼頭秀一(1998):環境運動/環境理念研究における「よそ者」論の射程-諫早湾と奄美大島の「自然の権利」訴訟の事例を中心に-,環境社会学研究,4,44-59.
• 3) 藤木庄五郎・星野敏・中村省吾・橋本禅・九鬼康彰(2012):都市住民による中山間地域への継続的支援組織の形成プロセス-京都府「ふるさとボランティア」を事例として-,農村計画学会誌,31,論文特集号,285-290.
• 4) ジェイムス・オー・プロチャスカ(2005):チェンジング・フォー・グッド-ステージ変容理論で上手に行動を変える,法研,東京.
• 5) 上田裕文・高橋友香(2014):アートプロジェクトによる風景認識の変化とまちづくりへの参加意欲に関する事例研究,ランドスケープ研究,78(5),703-706.

タイトルに関連する用語 (8件)： 地域づくり ,  住民 ,  行動変容 ,  プロセス ,  役割 ,  北海道 ,  大学 ,  プロジェクト