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J-GLOBAL ID：201702256231999819   整理番号：17A0285764

牛脂肪交雑基準の低い牛肉の脂肪交雑形状に関する画像解析を用いた詳細評価

著者 (4件)： 竹尾麻紗美 (帯広畜産大) ,  阿佐玲奈 (帯広畜産大) ,  萩谷功一 (帯広畜産大) ,  口田圭吾 (帯広畜産大)
資料名： 肉用牛研究会報  (Bulletin of Beef Cattle Science)
号： 102  ページ： 26-30  発行年： 2017年01月30日 
JST資料番号： Y0373A  ISSN： 0386-8419  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究はBMSナンバーが2あるいは3と評価されるような脂肪交雑量の少ないロース芯について,その脂肪交雑の詳細評価を可能とするよう新しい評価基準(iBMS)を作成し,その分類精度を検討することを目的とした。格付員によりBMS2~3と評価された牛ロース芯画像(n=1,577)を解析し,脂肪面積割合と新細かさ指数を求めた。次いで,それらの脂肪交雑程度を細分化し,iBMSマトリックスを作成した。その後,iBMSごとに分類された画像を目視により確認し,分類精度を検証した。iBMSのマトリックスを用いて各画像を評価し,分類された画像を確認したところ,同一iBMSとして評価された牛肉の脂肪交雑は同程度であった。また,格付でBMS2と判定されたものがどのようなiBMSとして判定されたかを品種別に調査した結果,日本短角種の場合,iBMsは1(7.0),1+(14.1),2-(28.2),2(31.0),2+(16.9),3-2.8)と分類され(カッコ内は%),ホルスタイン種の場合,1(0.1),1+(2.4),2-(21.1),2(47.5),2+(25.2),3-(3.3),3(0.3)となり,両品種とも多段階に分類することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *牛肉 ,  *脂肪交雑 ,  *評価基準 ,  *食品分析 ,  *画像分析 ,  枝肉 ,  等級づけ ,  食品特性 ,  断面 ,  計算機利用 ,  脂肪組織 ,  断面積 ,  粒度 ,  背筋 ,  分割 ,  表 ,  予測技法 ,  肉牛 ,  品種差 ,  精度
準シソーラス用語： BMSナンバー ,  横断面 ,  胸最長筋 ,  筋肉内脂肪 ,  細分化 ,  分類精度

分類 (2件)： 食品の分析  (FJ01030U) ,  生肉の品質と処理  (FJ12032O)

引用文献 (9件)：

• 日本食肉格付協会,牛・豚部分肉取引規格解説書.日本食肉格付協会.東京.1989.
• 長谷川未央・口田圭吾・佃 秀雄・加藤浩二・鈴木三義・三好俊三.日本畜産学会報,75:53-60.2004.
• 浜崎陽子・口田圭吾・日高 智・島田謙一郎・関川三男・丸山 新.日本畜産学会報,76:431-437.2005.
• 白仁田和彦・林健一郎・大坪昭文.日本ファジィ学会誌,11:1128-1134.1999.
• 口田圭吾・鈴木三義・三好俊三.日本畜産学会報,72:J224-J231.2001.

タイトルに関連する用語 (5件)： 牛脂肪交雑基準 ,  牛肉 ,  脂肪交雑 ,  画像解析 ,  評価