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J-GLOBAL ID：201702256309297939   整理番号：17A0183100

ナノ(ポリビニールアルコール)ファイバによるマトリクスの物理的改良のカーボンファイバ繊維強化ビニルエステル複合材料の疲れ性能に及ぼす影響

Effect of physical modification of matrix by nano(polyvinyl alcohol) fibers on fatigue performance of carbon fiber fabric-reinforced vinylester composites

著者 (5件)： SHAO Yongzheng (Doshisha Univ., JPN) ,  OKUBO Kazuya (Doshisha Univ., JPN) ,  FUJII Toru (Doshisha Univ., JPN) ,  SHIBATA Ou (DH Material Inc., JPN) ,  FUJITA Yukiko (DH Material Inc., JPN)
資料名： Journal of Composite Materials  (Journal of Composite Materials)
巻： 50  号： 29  ページ： 4065-4075  発行年： 2016年12月 
JST資料番号： B0859A  ISSN： 0021-9983  CODEN： JCOMB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,繊維強化プラスチック複合材料(FRP)が自動車,風車ブレード,航空機など多くの分野で使われている。少量のナノ材料をマトリクスに添加するとFRP中の損傷の発生と伝搬が大幅に抑制される。本稿では,FRPのマトリクス材料,ビニルエステル(VE)レジンをエレクトロスピニング法により,直径約80nmのナノポリビニルアルコール(PVA)ファイバを0.05と0.1wt%添加して物理的に改良した。この結果,VEの破壊強度が~14.3%向上した。さらに改良VEレジンをマトリクスとし,CFファブリックを強化材料として,カーボンファイバ(CF)/VEレジン複合材料を製作した。この材料は,わずか0.1wt%のナノPVAファイバ添加により疲れ性能が3~50倍向上した。これは,疲れ初期の損傷度が減少したためである。また,ナノファイバの添加によるエネルギー吸収により疲れ損傷蓄積への抵抗のためである。

シソーラス用語： *繊維強化プラスチック ,  *ナノ複合材料 ,  高分子 ,  *ポリビニルエステル ,  ポリビニルアルコール ,  ポリビニルアルコール繊維 ,  炭素繊維 ,  機械的性質 ,  特性 ,  疲れ強さ ,  ナノファイバ
準シソーラス用語： カーボンファイバ ,  高分子ナノ複合材料 ,  疲れ特性

分類 (1件)： ゴム・プラスチック材料試験  (HB03000F)

タイトルに関連する用語 (9件)： ポリビニールアルコール ,  ファイバ ,  マトリクス ,  物理 ,  カーボンファイバ ,  繊維強化 ,  ビニルエステル ,  複合材料 ,  疲れ