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J-GLOBAL ID：201702256805046832   整理番号：17A1689787

海洋生物の発する音を指標とした関西国際空港周辺での海域再生モニタリング

著者 (2件)： 中村清美 (神戸市須磨海浜水族園) ,  赤松友成 (水産研究・教育機構 中央水研)
資料名： 瀬戸内海  (Scientific Forum of the Seto Inland Sea)
号： 74  ページ： 64-66  発行年： 2017年10月 
JST資料番号： L1038B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大阪湾にて生息が見られるスナメリは探索用の超音波を発する能力を有している。また魚類や甲殻類にも音を出す種が知られている。ここではスナメリおよび低次生物の発する音を観察し動態や分布について調査を行った。2種類の音響データロガーを用い定点調査および曳航調査を行った。その結果,スナメリの発するパルス音およびテッポウエビの発するパルス音,ニベ科魚類の鳴音を記録できた。観察音を指標として関西空港周辺におけるスナメリ生息状況について考察を示した。

シソーラス用語： *イルカ ,  海洋生物 ,  *発声 ,  データロガー ,  超音波応用計測 ,  生態学
準シソーラス用語： *スナメリ ,  *超音波発声 ,  超音波測定 ,  生息状況 ,  個体群生態学

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (6件)：

• Richman, N. I. Gibbons, J. M. , Turvey, S. T. , Akamatsu, T. , Ahmed, B. , Mahabub, E. , Smith, B. D. , and Jones J. P. G. (2014) To see or not to see: investigating detectability of Ganges River dolphins using a combined visual-acoustic survey, PLoS ONE 9(5), e96811.
• 渡部守義 (2007) 沿岸域環境モニタリングのためのテッポウエビ類の発音数分布観測調査および水域類型との相関関係. J. Marine Acoust. Soc. Jpn. vol.34 No.4 Oct.
• 近藤茂則・神田育子・石田義成・鍋島靖信 (2014) ここまでわかった大阪湾のスナメリ. 海洋と生物, vol.36-1, No.210, pp.58-65.
• 西本周平・石川恵・地本和史 (2014) 大阪湾におけるスナメリ調査活動について. 海洋と生物, vol.36-1, No. 210, pp. 50-57.
• Kasuya, T. and Kureha. K. (1977) The population of finless porpoise in the Inland Sea of Japan Scientific Report pf the Whale Research Institute 31 pp. 1-44.

タイトルに関連する用語 (7件)： 海洋生物 ,  音 ,  指標 ,  関西国際空港 ,  周辺 ,  海域 ,  モニタリング