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J-GLOBAL ID:201702258080907283   整理番号:17A0701638

飼料用トウモロコシ圃場における高張力線電気柵設置がツキノワグマの防除に及ぼす効果

Effect of high tensile steel electric fence on intrusion of Japanese black bear in a forage maize field
著者 (6件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 7-15  発行年: 2017年06月09日 
JST資料番号: Y0162A  ISSN: 1341-626X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ツキノワグマによる飼料用トウモロコシの被害の実態と電気柵による防除効果を検討するため,東北大学川渡フィールドセンターにおいて,1976-2016年のトウモロコシ収量とツキノワグマ被害の記録を収集した。また2015年には9月,2016年には7-11月にトウモロコシ圃場に暗視カメラを設置し,ツキノワグマの行動を観察した。ツキノワグマの被害は2005年以降に深刻化し,2007-2014年にはポリワイヤー線電気柵(7月から9月,一重,地面から30cm間隔で3段,トウモロコシまでの距離0.5m)を導入したが,被害防止は十分でなく収量は19-34t現物/haであった。2015-2016年に高張力線電気柵(5-6月から10-11月,二重,内柵は地面から30cm間隔で4段,外柵は地面から30cmに1本,内外距離40cm,内柵からトウモロコシまでの距離8m)を導入したところ,被害はほとんど無く,収量は38-45t現物/haと大きく回復した。暗視カメラの記録から,ツキノワグマの出現は7月中旬から9月中旬,特にトウモロコシの乳熟期である8月上-中旬に多く(P<0.001),いずれも夜間から朝に出現した(P<0.001)。また,ツキノワグマは電気柵を探査しながら柵沿いに移動しており,柵沿いに多数の引っ掻き痕を残していた。以上より,トウモロコシ圃場に出現するツキノワグマの被害を電気柵で防除するには,高張力線電気柵の二重設置,長期の設置期間および柵とトウモロコシ作付けの距離が重要であると考えられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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物理的防除一般  ,  野生生物開発 
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