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J-GLOBAL ID：201702259878803311   整理番号：17A1224635

粘り強い防波堤および海岸堤防の被覆工に関する現状の知見と課題

CURRENT KNOWLEDGE AND ISSUES ON RESILIENT BREAKWATERS AND COASTAL DIKES FOCUSING ON ARMOR UNITS

著者 (3件)： 三井順 ((株)不動テトラ 総合技術研究所) ,  久保田真一 ((株)不動テトラ 総合技術研究所) ,  松本朗 ((株)不動テトラ 総合技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1-I_6(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震津波を契機に,防波堤や海岸堤防などの港湾・海岸構造物は設計を超える津波に対する「粘り強さ」が求められるようになり,これまで精力的に研究が行われてきた.粘り強い構造の実現のためには,想定される不安定化の要因に対して安定限界や変形量を精度良く予測する方法の開発と,それらの要因に対する効果的な対策工法の開発が重要と考えられる.本報告は今後の研究開発に寄与することを目的として,津波に対して粘り強い防波堤および海岸堤防に関して被覆工の安定性を中心に既往の研究をレビューし,技術の現状を概観したものである.(著者抄録)

シソーラス用語： *海岸堤防 ,  *防波堤 ,  靱性 ,  *津波 ,  減勢工作物 ,  護岸 ,  *被覆材 ,  *安定性 ,  基礎 ,  透過 ,  *浸透流 ,  *越流 ,  *洗掘
準シソーラス用語： *粘り強さ ,  *天端被覆工 ,  捨石マウンド

著者キーワード (5件)： resiliency ,  tsunami ,  breakwater ,  coastal dike ,  armor unit

分類 (5件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  海岸工学  (RC13000X) ,  構造設計一般  (RA04010E) ,  流体波  (RC10013M) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (56件)：

• 1) 下迫健一郎:東北地方太平洋沖地震津波による防波堤の被災, 日本流体力学会誌「ながれ」, Vol. 32, No. 1, pp. 27-32, 2013.
• 2) 国土交通省港湾局:防波堤の耐津波設計ガイドライン,平成25年9月, 35p, 2013.
• 3) 国土交通省港湾局:防波堤の耐津波設計ガイドライン改訂のポイント(オンライン), http://www.mlit.go.jp/common/001114211.pdf, 参照2017-4-3.
• 4) 有川太郎,佐藤昌治,下迫健一郎,富田孝史,辰巳大介,廉慶善,高橋研也:釜石湾口防波堤の津波による被災メカニズムの検討-水理特性を中心とした第一報-, 港湾空港技術研究所資料, No. 1251, 52p, 2012.
• 5) 有川太郎,佐藤昌治,下迫健一郎,長谷川巌,稲垣茂樹,佐藤正勝,下澤治:東日本大震災における釜石湾口防波堤の被災メカニズムに関する研究, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 68, No. 2, pp. I_826-I_830, 2012.

タイトルに関連する用語 (4件)： 防波堤 ,  海岸堤防 ,  覆工 ,  現状