抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,踏切の鳴動状態に着目し,踏切通行者の歩行速度の実態を明らかにすることを試みた。具体的には,踏切長の異なる三箇所の踏切をビデオカメラで撮影し,歩行速度を計測した。そして,4726人の実測値から確率分布のパラメータを推定し,歩行速度分布(歩行者通行モデル)を同定した。また,横断歩道を対象とした先行研究の知見と比較し,踏切における歩行速度特性について考察した。これらの結果,歩行者が鳴動後に進入した場合,歩行速度分布は速い方向にシフトしていたが,歩行速度を上げない遅い人がいることも明らかになった。また,踏切長が長いほど,歩行速度は速く,横断歩道と同様の傾向であることも分かった。本稿では,これらの内容について詳細を明らかにした。