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J-GLOBAL ID:201702261403982781   整理番号:17A0479672

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-果樹・茶における放射性物質移行低減対策技術の開発-第1編 果樹・茶における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第1章 果樹園における放射性セシウムの除去・低減技術の開発 7 モモ樹体内の部位別セシウム含量の解明と季節的・経年的変化の検証(2)放射性セシウムの樹体への移行と樹体内での再分配

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資料名:
号: 565  ページ: 55-59  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(ア)放射性Csのフォールアウトを受けたモモ樹体を,放射性Csに汚染された土壌もしくは非汚染の土壌に植え付け,果実や樹体の放射性Cs濃度にどのよう差異が生じるかを検討した。非汚染の土壌に植え付けた場合でも,果実より放射性Csが検出できたことから,フォールアウトを受けた樹体では,樹体中の放射性Csが果実に転流している事が考えられた。さらには,汚染土壌に定植した樹体の果実の放射性Cs濃度は,非汚染土壌に定植した樹体の果実の濃度とほとんど差が無いことから,モモ果実における放射性Csの由来源は,土壌よりもフォールアウトを受けた樹体であることが考えられた。果実濃度に差が無かった一方,根の放射性Cs濃度は,汚染土壌に定植した樹体で非汚染土壌に定植した樹体よりも高いことから,根から放射性Csを吸収していると考えられる一方,地上部への輸送に関しては,かなり制限されている可能性が考えられた。(イ)浅根性のイチジクとそうでないブドウの2種を用いて,土壌の放射性Cs汚染位置の異なる土壌に植え付けた場合の移行係数を求めた。樹種により傾向が異なり,浅根性のイチジクでは,土壌表層に汚染土壌を用いた処理により,土壌下層を汚染した処理よりも移行係数が高く,表層汚染により放射性Csを吸収しやすくなることが明らかとなった。その一方で,イチジクと比較すれば深根性であるブドウでは,土壌下層を放射性Csで汚染した処理で,土壌表層を汚染した処理よりも移行係数が高く,下層汚染により放射性Csを吸収しやすくなることが明らかとなった。以上のように,根の土壌での拡大域の様相が異なれば,果実の放射性Cs濃度の差異には土壌での汚染深度が重要になってくることが考えられた。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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植物生理学一般  ,  植物での代謝と蓄積  ,  環境の汚染及び防止  ,  果樹 
引用文献 (6件):
タイトルに関連する用語 (17件):
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