文献

J-GLOBAL ID：201702261697089488   整理番号：17A0250358

ABF-STEM法によるアルミナ{1100}積層欠陥の構造解析

著者 (7件)： 栃木栄太 (東京大学大学院工学系研究科総合研究機構) ,  柴田直哉 (東京大学大学院工学系研究科総合研究機構) ,  幾原雄一 (東京大学大学院工学系研究科総合研究機構) ,  FINDLAY Scott D. (豪州モナシュ大学) ,  奥西栄治 (日本電子株式会社) ,  溝口照康 (東京大学生産技術研究所) ,  中村篤智 (名古屋大学大学院工学研究科)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 55  号： 12  ページ： 610(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミナ(a-Al₂O₃)は構造用セラミックスとして実用に供されている。b=〈1100〉転位の分解反応に伴って形成される{1100}面上の積層欠陥の原子構造を同定するため,{1100}/〈1120〉小傾角粒界中に配列する〈1100〉刃状転位を環状明視野走査透過型電子顕微鏡法(ABF-STEM法)で解析した。[1120]方向から[1100]刃状転位をABF-STEMで観察した。転位は3本の1/3[1100]部分転位へと分解しており,部分転位間に2種類の(1100)積層欠陥(SF-1,SF-2)が形成した。積層欠陥の原子構造を同定するため,第一原理計算で構築した構造モデルを用い,ABF-STEMシミュレーションを行った。SF-1の積層構造は...ABCCABC...であった。SF-2の積層構造は...ABCBCABC...であった。

シソーラス用語： 透過型走査電子顕微鏡 ,  *アルミナ ,  *積層欠陥 ,  構造解析 ,  セラミック ,  原子構造 ,  結晶方位 ,  小傾角粒界 ,  刃状転位 ,  視野 ,  部分転位 ,  計算 ,  シミュレーション ,  積層構造 ,  分解反応
準シソーラス用語： 明視野 ,  第一原理計算

著者キーワード (4件)： ABF-STEM (annular bright field scanning transmission electron microscopy) ,  alumina (α-Al₂O₃) ,  stacking fault ,  dislocation

分類 (1件)： その他の無機化合物の格子欠陥  (BK12050B)

引用文献 (2件)：

• (1) E. Tochigi, et al.: AIP Conf. Proc., 1763(2016), 050003.
• (2) E. Tochigi, et al.: Acta Mater., 58(2010), 208-215.

タイトルに関連する用語 (4件)： STEM ,  アルミナ ,  積層欠陥 ,  構造解析