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J-GLOBAL ID：201702262269701338   整理番号：17A1088782

草木の香りや成分とその機能性 リンゴ(Malus pumila Mill.var.domestica Schneider.)完熟までの葉及び果皮の香気成分について~その抗酸化能~

著者 (2件)： 小路美紀 (近畿大 大学院システム工学研究科) ,  野村正人 (近畿大 工)
資料名： Aroma Research  (Aroma Research)
巻： 18  号： 3  ページ： 248-254  発行年： 2017年08月28日 
JST資料番号： L6372A  ISSN： 1345-4722  CODEN： ARREFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リンゴのふじの花弁,春期,夏期,秋期に摘果される未熟果の果皮の水蒸気蒸留抽出物及びその季節毎に生育した葉の香気成分の相違を検討した。花弁においてベンズアルデヒド,ベンジルアルコールの2種類が主要成分であった。果皮の芳香成分は季節変化を示し,(3Z)-3-ヘキセン-1-イル酢酸,(3Z)-3-ヘキセン-1-オール及びヘキシル酪酸は激増し,1-ヘキサノールは低下した。葉では(3Z)-3-ヘキセン-1-イル酢酸,1-ヘキサノール,ヘキシル酪酸,酢酸及びヘキシル-2-メチル酪酸量が増加した。抗酸化活性について,果実の生育が著しい7月頃にDPPHラジカル消去率が上昇しポリフェノール含有量の増加傾向を認めた。

シソーラス用語： *リンゴ ,  花弁 ,  果皮 ,  水蒸気蒸留 ,  葉 ,  *芳香成分 ,  バイオアッセイ ,  酸化防止 ,  多価フェノール ,  季節的変動 ,  活性酸素
準シソーラス用語： DPPHラジカル消去活性 ,  ふじ

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  植物の生化学  (EH01050J)

引用文献 (28件)：

• 日本香料協会編 : 香りの百科, 朝倉書店 pp.15-18 (1989)
• 奈良岡 馨 : 平成18年度青森県工業総合研究センター事業報告書, pp.99-103
• Yamaguchi H., Noshita T., Kidachi Y., Umetsu H., Hayashi M., Komiyama K., Funayama S. and Ryoyama K. : J. Health Sci., 54 (6), 654-660 (2008)
• 庄司俊彦 : 食品と容器, 55 (3), 143-149 (2013)
• Willaert G. A., Dirinck P. J., Depooter H. L. and Schamp N. N.: J. Agric. Food Chem., 31, 809-813 (1983)

タイトルに関連する用語 (10件)： 草木 ,  香り ,  機能性 ,  リンゴ ,  Malus ,  完熟 ,  葉 ,  果皮 ,  香気成分 ,  抗酸化能