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J-GLOBAL ID：201702262984071488   整理番号：17A0504231

単発の殺人における犯人の犯罪経歴の予測手法-ロジスティック回帰分析と決定木の比較-

著者 (5件)： 大塚祐輔 (科学警察研究所) ,  平間一樹 (科学警察研究所) ,  横田賀英子 (科学警察研究所) ,  渡邉和美 (科学警察研究所) ,  和智妙子 (科学警察研究所)
資料名： 日本法科学技術学会誌  (Japanese Journal of Forensic Science and Technology)
巻： 22  号： 1  ページ： 25-34(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： L4119A  ISSN： 1880-1323  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 過去に一度の殺人をした犯人の犯罪歴の有無について,犯行現場および,または犠牲者の情報から犯罪者の性格を予測するモデルを構築するために,決定木分析とロジスティック回帰分析を比較した。両分析法で犯人の犯罪歴を予測するモデルを構築した後,モデルのAUC(ROC曲線下の面積。ROC=Receiver Operating Characteristic;受信者動作特性)と,予測値を比較した。モデルから予測を行う場合,ロジスティック回帰分析では計算式を用いる必要があるが,決定木分析ではその必要がなく,これは実用上の利点である。単発殺人事件から犯人の犯罪歴を予測するモデル構築に決定木はロジスティック回帰分析に匹敵するという結果が得られた。

シソーラス用語： *犯罪 ,  殺人 ,  *人間 ,  経歴 ,  予測モデル ,  決定分析 ,  *ディシジョンツリー ,  *回帰分析 ,  特性曲線
準シソーラス用語： 犯罪者 ,  *犯人 ,  *犯罪歴 ,  決定木分析 ,  ロジスティック回帰分析 ,  ROC曲線

著者キーワード (5件)： Homicide ,  Offender profiling ,  Logistic regression analysis ,  Decision tree ,  Receiver operating characteristic

分類 (1件)： その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (20件)：

• 1) 羽室行信,決定木,加藤直樹,羽室行信,矢田勝俊(著)シリーズ〈オペレーションズリサーチ 2〉データマイニングとその応用.pp.95-110,朝倉書店,東京,2008.
• 2) 福田剛志,森本康彦,徳山 豪,決定木・回帰木,データサイエンスシリーズ③ データマイニング.pp.96-127,共立出版,東京,2001.
• 3) Rosenfeld B. and Lewis C., Assesing violence risk in stalking cases: A regression tree approach. Law and Hum. Behav. 29, 343-357, 2005.
• 4) Chan H.C.O. and Beauregard E., Choice of weapon or weapon of choice? Examining the interactions between victim characteristics in single-victim male sexual homicide offenders. J. of Investigative Psychology and Offender Profiling, 13, 70-88, 2016.
• 5) Beauregard E., Deslauriers-Varin N. and St-Yves M., Interactions between factors related to the decision of sex offenders to confess during police interrogation: A classification-tree approach. Sexual Abuse: A J. of res. and treat., 22, 343-367, 2010.

タイトルに関連する用語 (7件)： 殺人 ,  犯人 ,  犯罪 ,  経歴 ,  予測手法 ,  ロジスティック回帰分析 ,  決定木