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J-GLOBAL ID：201702263110256145   整理番号：17A0959482

2.有機ケイ素色素を用いた高効率色素増感太陽電池の開発

著者 (1件)： 花屋実 (群馬大学)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 85  号： 7  ページ： 415-420(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ケイ素が無機化合物と有機化合物にまたがる広範なケイ素化合物群を形成することから,色素増感太陽電池の増感色素として有機ケイ素系色素を開発,適用した。この関係の研究成果を概観し,色素増感太陽電池におけるアルコキシシラン色素の有用性を示した。アルコキシシラン色素,色素増感太陽電池の高光起電圧下の検討,色素増感太陽電池の高効率化の検討,アルコキシシラン色素とカルボン酸色素との協調増感による高効率色素増感太陽電池の開発,について述べた。アルコキシシラン色素の二酸化チタンへの高い吸着特性と,形成されるチタノシロキサン結合の化学的安定性に鍵がある。

シソーラス用語： *有機ケイ素化合物 ,  *太陽電池 ,  *無機酸エステル ,  光起電力 ,  酸化チタン ,  吸着 ,  安定性 ,  カルボン酸
準シソーラス用語： *アルコキシシラン ,  二酸化チタン ,  化学的安定性 ,  *色素増感太陽電池

分類 (2件)： 有機けい素化合物  (CF08030C) ,  太陽電池  (NC03084O)

物質索引 (2件)： N-[4-(トリメトキシシリル)フェニル]アセトアミド ,  3-[6-[4-[ビス(2′,4′-ジブトキシビフェニル-4-イル)アミノ]フェニル]-4,4-ジヘキシル-4H-シクロペンタ[2,1-b:3,4-b′]ジチオフェン-2-イル]-2-シアノアクリル酸

引用文献 (24件)：

• 1) 浜川圭弘, 桑野幸徳, 共編:太陽エネルギー工学 太陽電池, 培風館 (1994).
• 2) 宮坂力, 池上和志, 光化学, 40, 94 (2009).
• 3) K. Kakiage, H. Osada, Y. Aoyama, T. Yano, K. Oya, S. Iwamoto, J. Fujisawa, and M. Hanaya, Sci. Rep., 6, 35888 (2016).
• 4) K. Kakiage, Y. Aoyama, T. Yano, T. Otsuka, T. Kyomen, M. Unno, and M. Hanaya, Chem. Commun., 50, 6379 (2014).
• 5) K. Kakiage, Y. Aoyama, T. Yano, K. Oya, J. Fujisawa, and M. Hanaya, Chem. Commun., 51, 15894 (2015).

タイトルに関連する用語 (5件)： 有機ケイ素 ,  色素 ,  高効率 ,  色素増感太陽電池 ,  開発