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J-GLOBAL ID：201702263549431723   整理番号：17A1001639

ツチクジラ赤肉の成分ならびにメタノール抽出液の抗酸化性・ACE阻害活性

Chemical composition of red meat of Baird’s beaked whale and antioxidant/ACE inhibitory activities of methanolic extract of the red meat

著者 (6件)： 藤野嵩大 (東洋大学食環境科学部) ,  藤野嵩大 (宇都宮大学大学院農学研究科) ,  塩田健太朗 (東洋大学食環境科学部) ,  根本友里香 (東洋大学食環境科学部) ,  小櫛滿里子 (相模女子大学栄養科学部) ,  吉江由美子 (東洋大学食環境科学部)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 83  号： 4  ページ： 607-615(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2014年に房総半島沖で捕獲したツチクジラの食用赤肉の一般成分,無機質,脂肪酸組成を測定し,遊離アミノ酸,イミダゾールジペプチドを分析した。一般成分・脂肪酸組成に雌雄による差はなく,オレイン酸が主な脂肪酸であった。無機質のCa, Zn, Mn,遊離アミノ酸のAsp, Ser, Glu, Met, Hisはオスにメスよりも有意に多かった。バレニンは乾物100 g当りオスに3170 mg,メスに2980 mg検出された。メタノール抽出液の抗酸化性,ACE阻害活性に雌雄による差はなく,他の畜肉に比べて低かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ハクジラ類 ,  酵素阻害 ,  活性 ,  *エキス ,  *食品成分 ,  *生理活性因子 ,  遊離アミノ酸 ,  抗酸化活性 ,  *Berardius baidii ,  アンギオテンシン変換酵素阻害
準シソーラス用語： *ツチクジラ ,  *Berardius bairdii ,  ACE阻害活性 ,  *抽出エキス ,  *生理活性物質

著者キーワード (7件)： 一般成分 ,  抗酸化性 ,  脂肪酸 ,  ツチクジラ赤肉 ,  バレニン ,  無機質 ,  遊離アミノ酸

分類 (2件)： 動物性水産食品  (FJ13020C) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (1件)： バレニン

引用文献 (26件)：

• 1) 安永玄太,藤瀬良弘,ヒゲクジラの栄養学-栄養成分からみる捕獲調査副産物の特徴について-.鯨研通信 2004; 423: 1-5.
• 2) 金子博実.ヒゲクジラとハクジラの成分的特徴について.釧路水産試験場 試験研究は今.2010; No. 660.
• 3) 飯田 遥,村田裕子,松本五郎,戸田 聡,山下由美子,横山雅仁.ミンククジラ(Balaenoptera acutorostrata)可食部の成分.中央水産研究所研究報告 1998; 11: 27-36.
• 4) 伊藤真吾,竹永章生,露木英男.南氷洋産ミンククジラ油の研究(第1報)1987/1988シーズンに捕獲されたミンククジラ脂皮油の脂肪酸組成.油化学 1990; 39: 486-490.
• 5) 伊藤真吾,竹永章生,露木英男.南氷洋産ミンククジラ油の研究(第2報)1988/1989及び89/90シーズンに捕獲されたミンククジラとドワーフ型ミンククジラ脂皮油の脂肪酸組成.油化学 1993; 42: 1007-1011.

タイトルに関連する用語 (6件)： ツチクジラ ,  赤肉 ,  メタノール ,  抽出液 ,  抗酸化性 ,  ACE阻害活性