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J-GLOBAL ID:201702263870225339   整理番号:17A0923218

Danum渓谷に生息する幼若期のEast Bornean orangutans(Pongo pygmaeus morio)の発育と行動

Development and behavior of wild infant-juvenile East Bornean orangutans (Pongo pygmaeus morio) in Danum Valley
著者 (7件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 211-224  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: X0725A  ISSN: 0032-8332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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オランウータンは,長期間未熟であり,すべての哺乳動物で最長の出生間隔(IBI)である。そしてそれは孤独なライフスタイルによって説明され,母親が2人の子を同時に飼育することを妨げる(孤独生活仮説)。著者らは亜種Pongo pygmaeus morioの発達および行動パターンを調べるために,東ボルネオ島のDanum渓谷の主要な低地森林に生息する母親と子の対に関するデータを収集した。著者らは,1歳から7歳までのオランウータンにおける,母親と子の距離,接触,および活動張の発達変化を分析した。結果は,摂食,旅行,社会的遊びがすべて大幅に増加したのに対し,休息や遊びの減少を示した。母親の摂食および移動時間は,子の摂食および移動活動の良好な予測因子であった。母親と子の接触は,休息中の状況において長く続いた。移動中の接触は,4歳以降ほとんど存在しなかった。スマトラ種Pongo abelliの以前に発表されたデータとの比較は,これらの行動尺度に根本的な違いはないことを明らかにした。しかしながら,スマトラ群の母集団と比較して,行動的独立後の母親との関係性の時間がより短いことが,東ボルネオ群の母集団について実証される。これらの結果は,以前の研究と一致して,孤独生活仮説によって最もよく説明される。著者らは,ボルネオの森林の環境的制約と,個体数密度の低下は,母親とIBIの関係におけるスマトラのオラウータンとボルネオのオランウータンの違いを解釈する際に考慮すべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個生態学 
引用文献 (82件):
  • Altmann J (1980) Baboon mothers and infants. University of Chicago Press, Chicago
  • Ancrenaz M, Gimenez O, Ambu L, Ancrenaz K, Andau P, Goossens B, Sawang A, Tuuga A, Lackman-Ancrenaz I (2004) Aerial surveys give new estimates for orangutans in Sabah, Malaysia. PLoS Biol 3:e3. doi:10.1371/journal.pbio.0030003
  • Ashton PS, Givinish TJ, Appanah S (1988) Staggered flowering in the Dipterocarpaceae: new insights into floral induction and the evolution of mast fruiting. Am Nat 132:44-66
  • Bercovitch FB, Berard JD (1993) Life history costs and consequences of rapid reproductive maturation in female rhesus macaques. Behav Ecol Sociobiol 32:103-109
  • Biro D, Inoue-Nakamura N, Tonooka R, Yamakoshi G, Sousa C, Matsuzawa T (2003) Cultural innovation and transmission of tool use in wild chimpanzees: evidence from field experiments. Anim Cogn 6:213-223. doi:10.1007/s10071-003-0183-x
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