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J-GLOBAL ID:201702264726532368   整理番号:17A0918405

岩盤タンクの気相圧変化による傾斜応答を用いたタンクの力学的安定性評価

Mechanical Stability Evaluation of Water-sealed Type Underground Rock Cavern Using Tilt Response to Gas Pressure Change in Cavern
著者 (9件):
資料名:
巻: 133  号:ページ: 98-106(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0755A  ISSN: 1884-0450  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水封タイプの地下岩盤空洞の水文学的キャラクタリゼーションに加えて,その機械的安定性は,地震誘起振動,歪,傾斜と言った幾つかの特性の測定によって常に監視されている。これ等の中で,傾斜測定が変形に対する最も正確な監視法である,と言うのは傾斜計が10-9radと言う高い分解能を持つためで,これが地震に対する岩石応答変化,運転による人工擾乱によって生じる微細変形の検出を可能にする。本研究は串木野基地における高精度傾斜計によって測定した長期傾斜データからこれ等の応答を正確に抽出し,岩盤変形の結果としての傾斜変化の機構を明らかにすることを目標にした。岩盤空洞頂部における気相圧力の小さな変化による傾斜変化,約10kPa圧力変動,を分析して吟味した。ガス圧力変化による勾配応答をBAYTAP-Gによって測定データから抽出し,その大きさが2から8nradと同定され,これは貯蔵原油で観測された傾斜大きさとほぼ同じであった。タンクガス圧力増加に対するこの傾斜応答は,有限要素法を用いて岩盤微細弾性変形から生じたことが数値的に確証された。気相圧力の変動が連続的に監視できるので,水封タイプ岩盤空洞の変形に対する微細歪センサとして傾斜測定の有効性が証明された。
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分類 (4件):
分類
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長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  ,  エネルギー貯蔵  ,  その他の特殊構造物  ,  設備管理 
引用文献 (12件):
  • 1) Japan Oil, Gas and Metals National Corporation: JOGMEC NEWS, 33 (2013).
  • 2) Japan Underground Oil Storage Co., Ltd: Heisei-15-nendo Kokkabichiku-sekiyu no kannri tou ni kakaru chosa, kenkyu houkokusyo (2004).
  • 3) E. Davis, C.Wright, S.Demetrius, J.Choi, G.Craley: Society of Petroleum Engineers, SPE Paper, 62577 (2000).
  • 4) S. Okubo: Kazan, 50 (2005), S49-S58.
  • 5) S. Churei, H. Katayam: Kazan, 51 (2006), 91-101.
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