抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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暗号技術をはじめとする電子媒体に対する情報漏洩防止技術が盛んに研究されているのに対して,紙媒体に対する情報漏洩防止技術がほとんど研究されていない。そこで,本稿では印刷物に対する情報漏洩技術について概説し,著者等が研究している難視性パターンとそれを用いた応用などについて紹介した。まず,印刷物に対するこれまでの保護技術として,1)紙にチップを付加する手法,2)紙に可視の情報を印刷する手法,3)コンテンツに不可視の形で情報を付加する手法を紹介した。次に,難視性パターンの生成手順について,ターゲットとする紙に対して,情報0と情報1に対応する難視性パターンp(r0),p(r1)を電子的に作成しておき,これを埋込情報に応じて所定の方向で1パターン1bitでタイル状に配置された印刷データを作成し,それをターゲット紙メディアに印刷することにより情報を埋込む,と説明した。