抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本試験では早生エダマメ栽培の栽培面積拡大,湿害軽減技術,機械稼働率向上の現場ニーズに対して,湿害回避に有効で高能率なアップカット耕うん同時播種機と1行程で2畝(1畝1条)マルチ播種可能な播種機を組み合わせて,施肥・畝立て・マルチ展張・播種を同時に行える新型播種作業機を試作し,その作業精度を調査した。その結果,開発目標とした軽労化,省力化が達成され,開発したアップカット畝立マルチ播種機を用いた機械播種技術が,エダマメの作付面積向上に有効であると考えられた。エダマメの収穫は,作期毎に一斉収穫で行われ,調製後出荷される。このため,1日当たりの播種量が多いと取り遅れ等のリスクが高まる。したがって,作業者によって能率が疲労等で変化する手作業による播種ではなく,高能率な機械播種作業と組み合わせて適正な播種計画を作成することで,このリスクを減らすことができると考えられた。なお,試作したアップカットマルチ播種機は,来年度以降,ヤンマーアグリジャパン株式会社東日本カンパニーから市販化予定であり,今後,現地で普及が進むと考えられる。(著者抄録)