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J-GLOBAL ID：201702267003161599   整理番号：17A1921524

植物由来未利用資源を用いた接着剤の開発

著者 (1件)： 森長久豊 (山梨大 大学院総合研究部)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 45  号： 12  ページ： 68-69  発行年： 2017年12月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プラスチックはほとんどが石油由来で,自然界では分解されずに存在していることが多く,焼却処分した場合は地球温暖化に影響を及ぼすとされ,石油の代替資源の探索が望まれている。そこで,本稿では,植物由来未利用資源である柑橘類の絞りかす(主成分はリモネン)に着目し,まず,植物由来架橋性モノマー(多官能エポキシド)の合成,架橋性モノマー(加熱しても単独では架橋せず,貯蔵安定性が高い)の架橋剤を加えた架橋反応等について説明した。さらに,架橋性モノマーを利用した接着剤の適用を検討し,金属,ガラス,プラスチックにおいて強固に接着することを確認した。

シソーラス用語： *プラスチック ,  *生分解性高分子 ,  *ミカン科 ,  食品副産物 ,  *接着剤 ,  *架橋【高分子】 ,  環状エーテル ,  架橋剤 ,  単量体 ,  接着試験 ,  付着力 ,  脂環式炭化水素 ,  不飽和炭化水素 ,  ジエン ,  単環モノテルペン
準シソーラス用語： エポキシド ,  モノマー ,  搾り粕 ,  *植物由来プラスチック

分類 (2件)： 各種接着剤  (YK03000X) ,  高分子廃棄物処理  (YH01020W)

物質索引 (1件)： リモネン

引用文献 (7件)：

• Roland Geyer, Jenna R. Jambeck, Kara Lavender Law : Production, use, and fate of all plastics ever made, Science Advances, 3(7), e1700782 (2017)
• Francisco R. Marín, Cristina Soler-Rivas, Odulio Benavente-García, Julian Castillo, José A. Pérez : By-products from different citrus processes as a source of customized functional fibres, Food Chem, 100 (2), 736-741 (2007)
• 森長久豊:植物田来未利用資源を用いた反応性グリーンポリマー,コンバーテック, 42(3), 60-61(2014)
• 秋葉光雄:リモネンの化学と有効利用-技術資料集, シーエムシー出版(2014)
• Hisatoyo Morinaga, Yoshihide Kiyokawa, Mei Kataoka, Junya Masuda, Daisuke Nagai : Synthesis of partially biobased polymer-bearing reactive epoxy groups in the side chains by radical copolymerization of limonene oxide with methyl acrylate, Polymer Bulletin, 70 (4), 1113-1123 (2013)

タイトルに関連する用語 (4件)： 植物 ,  未利用資源 ,  接着剤 ,  開発