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J-GLOBAL ID：201702268454072153   整理番号：17A0191671

5種類以上の異なるアリール基からなるヘキサアリールベンゼンの効率的合成法

Rational Synthesis of Hexaarylbenzenes Possessing 5 or 6 Different Aryl Groups

著者 (1件)： 貴志礼文 (相模中央化研)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 75  号： 2  ページ： 155-156  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,有機エレクトロニクス材料や超分子複合体のスキャホールドとして有用性を持つヘキサアリールベンゼン(HAB)の選択的で効率的な合成法について解説する。異なる4つのアリール基を持つチオフェン誘導体とジアリールアルキンとのDiels-Alder反応を利用した方法およびp-ニトロアニリンを出発物質としたハロゲン化,鈴木-宮浦カップリング反応を利用した方法,の2つのグループの報告を紹介する。いずれも5種類以上の異なる置換基を持つプロペラ型構造を持つHABを簡便に得ることができた。アリール基上の置換基効果および電子状態の検証によりさらに多様な化合物の合成が期待できる。

シソーラス用語： アリール基 ,  電子技術 ,  複合体 ,  硫黄複素環化合物 ,  アルキン ,  Diels-Alder反応 ,  ハロゲン化 ,  Suzuki反応 ,  化学合成 ,  分子構造 ,  基 ,  *芳香族化合物 ,  *アリール化
準シソーラス用語： Suzuki-Miyauraカップリング反応 ,  チオフェン誘導体 ,  *ベンゼン誘導体 ,  置換基 ,  超分子複合体 ,  内部アルキン ,  有機エレクトロニクス

分類 (2件)： 芳香族単環化合物一般  (CF05010L) ,  置換反応  (CF02020B)

引用文献 (5件)：

• 1) V. Vij, V. Bhalla, M. Kumar, Chem. Rev., 116, 9565 (2016)
• 2) S. Suzuki, Y. Segawa, K. Itami, J. Yamaguchi, Nature Chem., 7, 227 (2015)
• 3) S. Yanagisawa, K. Ueda, H. Sekizawa, K. Itami, J. Am. Chem. Soc., 131, 14622 (2009)
• 4) D. Lungerich, D. Reger, H. Hölzel, R. Riedel, M. M. J. C. Martin, F. Hampel, N. Jux, Angew. Chem. Int. Ed., 55, 5602 (2016)
• 5) Y. Tanaka, T. Koike, M. Akita, Chem. Commun., 46, 4529 (2010)

タイトルに関連する用語 (2件)： アリール基 ,  合成法