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J-GLOBAL ID：201702269158381914   整理番号：17A1371055

山岳渓流における近年の流出高変動

Variation trend of stream runoff in the Japanese Alps catchment

著者 (1件)： 鈴木啓助 (信州大学理学部)
資料名： 日本水文科学会誌  (Journal of Japanese Association of Hydrological Sciences)
巻： 47  号： 2  ページ： 87-96(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： L1875A  ISSN： 1342-9612  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中部山岳地域は,世界でも有数の豪雪地として知られている。本地域にもたらされる降雪は降雨にもまして極めて重要な水資源である。また,大量の積雪から春先に流出する融雪水は,水資源として有効である。流域内に堆積する雪は天然の白いダムとなっている。地球規模の温暖化に伴って降雪量は減少するとの報告がなされているが,これらの研究は低標高地域での観測データに基づいている。高標高地域でも同じことが言えるのか否かについては,高標高地域での降雪量の観測データが得られていないために検討することができない。本稿では,中部山岳地域の山岳渓流における融雪期の流出高変動から降積雪量の変動について議論する。(著者抄録)

シソーラス用語： 山地河川 ,  *山岳地 ,  *水流 ,  水 ,  降雪量 ,  深さ ,  *流出量
準シソーラス用語： *渓流 ,  積雪量 ,  *融雪水 ,  *流出流

著者キーワード (10件)： 中部山岳地域 ,  地球温暖化 ,  降雪 ,  融雪 ,  水資源 ,  Japanese Alps catchment ,  global warming ,  snowfall ,  snow melt ,  water resource

分類 (1件)： 流出過程およびそれに及ぼす影響  (DC07020C)

引用文献 (14件)：

• 気象庁・環境省 (2014) 日本国内における気候変動予測の不確実性を考慮した結果について.http://www.env.go.jp/press/19034.html.(2017.5.7閲覧)
• 小泉武栄 (1982) 化石周氷河斜面,雪食凹地ならびに山地貧養泥炭地の形成からみた晩氷期以降の多雪化について.第四紀研究,21(3), 245-253.
• 国土交通省 (2017) 水の循環と水資源.http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/junkan/index-4/11/11-1.html.(2017.5.7 閲覧)
• 国土交通省北陸地方整備局信濃川河川事務所 (2009) 信濃川の概況.16 p.
• 鈴木啓助 (2012) 山岳地域における雪氷水文学的研究と気象観測問題.日本水文科学会誌,42(3), 109-118.

タイトルに関連する用語 (2件)： 山岳 ,  渓流