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J-GLOBAL ID：201702271387895352   整理番号：17A0493392

急激な土地利用変化がジャカルタの大規模洪水リスクに及ぼす影響

著者 (3件)： 吉田貢士 (茨城大 農) ,  前田滋哉 (茨城大 農) ,  黒田久雄 (茨城大 農)
資料名： 応用水文  (Applied Hydrology)
号： 29  ページ： 51-59  発行年： 2017年03月24日 
JST資料番号： L3921A  ISSN： 1881-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 経済成長著しいインドネシアの首都ジャカルタの発展を妨げる主要要因の一つは水災害である。本研究では,洪水の主要因のうち,都市的土地利用の変化に焦点を当て,都市部の拡大に伴う洪水リスクへの影響を分布型流出モデルと2次元浅水流モデルにより解析し,いくつかの都市化パターンにおけるリスク変化の違いを計算した。対象地域はジャカルタ都市圏を貫流するチリウン川(全長110km,流域面積420km²)-チサダネ川(全長140km,流域面積1400km²)水系とした。土地利用シナリオとしては一極集中型,都市拡大型を検討した。検討の結果,洪水リスク対策としては高層居住地などの採用による一極集中型の都市形態を目指す方が望ましいものと判断された。

シソーラス用語： インドネシア共和国 ,  変化 ,  *土地利用 ,  *都市化 ,  リスク ,  災害対策 ,  *洪水 ,  流出解析 ,  流出モデル
準シソーラス用語： ジャカルタ ,  洪水リスク ,  浅水モデル ,  土地利用変化 ,  分布型流出モデル

分類 (3件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  流出解析  (DC07030N) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (10件)：

• 敖 天其,石平博,竹内邦良(1999):ブロック型TOPMODEL及びM-C追跡法による分布型流出モデルの検討,水工学論文集,Vol.43, pp.7-12.
• Cynthia H. and Ami A. M.(2014), Urban Lakes in Megacity Jakarta: Risk and Management Plan for Future Sustainability, Procedia Environmental Sciences, vol. 20, pp. 737-746.
• JICA国際協力機構(2010):ジャカルタ首都圏総合治水能力強化プロジェクト報告書.
• 呉修一・Muhammad FARID・福谷 陽・Abdul MUHARI・Jeremy D. BRICKER・有働 恵子・真野 明(2014):インドネシア・ジャカルタ洪水を引き起こす様々な社会問題と2013年1月洪水の特徴、土木学会論文集G(環境)、Vol.70(5),pp.I_211-I_217.
• 松田浩子(2013):オランダ東インド会社によるバタヴィアの水路網と空間形成、日本建築学会計画系論文集、 Vol.78(685) pp.705-714.

タイトルに関連する用語 (4件)： 土地利用変化 ,  ジャカルタ ,  大規模 ,  洪水リスク