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J-GLOBAL ID：201702272783033219   整理番号：17A1306445

これからのエネルギー貯蔵技術 化学蓄熱・ケミカルヒートポンプによるエネルギー貯蔵・再生利用技術-太陽熱のさらなる有効利用に向けて-

著者 (1件)： 小倉裕直 (千葉大 大学院工学研究院)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 43  号： 5  ページ： 19-25  発行年： 2017年09月30日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 化学反応熱を利用する化学蓄熱技術及びケミカルヒートポンプによるエネルギー貯蔵技術について原理や基本性能を紹介し,実用化に向けた研究状況や課題について報告した。化学蓄熱技術は放熱レベルを自由に変更できる利点を有しており,ケミカルヒートポンプ技術を用いたエネルギー貯蔵,再生利用技術として実用化が期待される。100°C以下から400°Cまでの熱源温度レベル別のケミカルヒートポンプシステムの開発状況を述べた。特に100°Cレベルの熱源利用の例として太陽熱駆動ケミカルヒートポンプ冷暖房給湯システム並びに冷凍車両用エンジン排ガス蓄熱型冷熱生成ケミカルヒートポンプについて実用化に向けた開発状況を紹介した。

シソーラス用語： *蓄熱 ,  *化学反応 ,  *ケミカルヒートポンプ ,  エネルギー貯蔵 ,  リサイクル ,  熱源 ,  太陽熱集熱器 ,  給湯 ,  空気調和 ,  貨車 ,  冷凍貯蔵 ,  廃熱回収 ,  熱放射 ,  冷熱 ,  蓄熱材 ,  酸化カルシウム ,  反応熱
準シソーラス用語： 化学蓄熱 ,  冷暖房給湯システム ,  冷凍車

分類 (2件)： エネルギー貯蔵  (LC02000F) ,  暖房  (PC02020F)

引用文献 (18件)：

• 小倉裕直, 骨太のエネルギーロードマップ (2005), 178-187, 化学工業社, 東京.
• Shinya Hodoshima, Atsushi Shono and Yasukazu Saito, Chemical Recuperation of Low-Quality Waste Heats by Catalytic Dehydrogenation of Organic Chemical Hydrides and Its Exergy Analysis, ENERGY & FUELS, 22-4 (2008), 2559-2569.
• 平田雄志・藤岡恵子・岡崎多佳志・藤井洋介・伊藤龍象, 塩化カルシウム/メチルアミン系ケミカルヒートポンプにおける反応固体物質の体積変化, 化学工学論文集, 19-2 (1993), 338-344.
• Keiko Fujioka, Shinichi Kato and Yushi Hirata, Journal of Chemical Engineering of Japan, 31-2 (1998), 266-272.
• 田中耕太郎・野口太郎・増島清孝・有山雄己, Na₂S水和反応を利用する化学蓄熱の反応特性改善, 太陽エネルギー, 41-1 (2015), 47-52.

タイトルに関連する用語 (6件)： エネルギー貯蔵 ,  化学蓄熱 ,  ケミカルヒートポンプ ,  再生利用 ,  太陽熱 ,  有効利用