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J-GLOBAL ID：201702273187925099   整理番号：17A0460660

海水準変動に伴う三角州の形成・発達過程の実験と教材開発:中学校理科を対象に

著者 (5件)： 西田尚央 (東京学芸大) ,  宮口真木子 (東京学芸大学附属小金井中) ,  小笠原隆 (東京学芸大) ,  小笠原隆 (青森市筒井小) ,  松川正樹 (東京学芸大)
資料名： 地学教育  (Education of Earth Science)
巻： 69  号： 3  ページ： 113-123  発行年： 2017年03月10日 
JST資料番号： X0686A  ISSN： 0009-3831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地層の特徴やその形成過程に関する学習では,実験によって砕屑物粒子の移動や堆積過程を観察することは効果的な手法の一つである。本研究の主な目的は,簡易実験水槽を用いて三角州の形成過程や将来の変化の可能性を考察することをねらいとした教材および授業を開発し,授業実践を通じてその評価を試みることである。授業実践の結果,クラスの半数以上の生徒は海水準変動に伴う三角州の形成過程の特徴を理解することができた。一方,一部の生徒(約20%)は理解が不十分であった。したがって,ここでの課題を踏まえた改善によって,より理解しやすい教材として活用できるようになると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *学校教育 ,  自然科学 ,  *教材 ,  海水準変動 ,  *三角州 ,  中学校 ,  カリキュラム ,  水槽試験 ,  開発 ,  地球科学
準シソーラス用語： 教材開発 ,  地学 ,  *地学教育 ,  中学校理科

分類 (1件)： 宇宙・地球科学教育  (DA01050N)

引用文献 (11件)：

• 有馬朗人ほか43名 (2015): 新版楽しい理科5年.大日本図書,東京,168p.
• 小荒井千人・松川萬里子・松川正樹 (2007): 地質野外実習の実施率向上のための試み-支援システムを用いた八王子市立中山中学校の例-.地学教育,60, 125-135.
• Milne, G. A., Gehrels, W. R., Hughes, C. W., and Tamisiea, M. E. (2009): Identifying the causes of sea-level change. Nature Geosci., 2, 471-478.
• 宮下 治 (2012): 小学校教育における野外自然体験学習の実態と課題に関する研究-教師の意識をふまえて-.理科教育学研究,53, 133-145.
• 文部科学省 (2008): 小学校学習指導要領解説理科編.大日本図書,東京,105p.

タイトルに関連する用語 (7件)： 海水準変動 ,  三角州 ,  発達過程 ,  実験 ,  教材 ,  開発 ,  中学校理科