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J-GLOBAL ID:201702273782873876   整理番号:17A1511854

かいぼりが池の環境保全に果たす役割

著者 (1件):
資料名:
巻: 59  号: 11  ページ: 846-854  発行年: 2017年11月01日 
JST資料番号: G0195A  ISSN: 0513-5907  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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かいぼりは,池の水干しを通じ多面的な機能を果たす。かいぼりの役割は,1)物理的な汚濁水除去,浮泥除去,底泥排除,紫外線殺菌,夾雑物除去など,2)化学的な底泥の酸化,硝化・脱窒,リン不溶化など,3)生物的な外来種の除去,水生植物の発芽促進,プランクトン相の再構築,生物相の網羅的把握,埋土種子の探索など,4)社会的な池底堆積物による研究促進,市民啓発など,多岐にわたる。かいぼりという攪乱で促される水生植物の繁茂は場の多様性を育み,多様な水生生物たちの賑わいをもたらす。その結果,水界生態系が構築する間接相互作用網が複雑化し,緩衝能の発揮,特定種の異常増殖の抑制などが期待できるようになる。公園池等で行なわれる現代版かいぼりは,農を背景にした昔ながらの灌漑用溜池でのかいぼりとは異なる背景で行なわれる。しかし,本質的な効果の多くが共通しており,われわれ人間も池に関わる生きものの一員として重要な役割を演じていることを再認識する機会となる。かいぼりの効果は,多面的に評価することが重要である。(著者抄録)
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分類 (2件):
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貯水池,調整池  ,  湖沼汚濁 
引用文献 (21件):
タイトルに関連する用語 (3件):
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