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J-GLOBAL ID:201702274382022407   整理番号:17A0482768

Bayes大気逆転を使って推測した2005~2013年の北半球高緯度におけるメタンフラックス

Methane fluxes in the high northern latitudes for 2005-2013 estimated using a Bayesian atmospheric inversion
著者 (9件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 3553-3572 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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北半球高緯度(北緯50°N以北)に焦点を絞って,Bayes逆転によって,2005~2013年に対するメタン(CH4)フラックス推定値を示した。この逆転は,ラグランジアン粒子分散モデルFLEXPARTでモデル化した大気輸送,及び北米北部とユーラシアに分布する17の現場及び5の離散フラスコサンプリングサイトからのCH4観測に基づいた。CH4フラックスを月の時間分解能及び1°×1°の最大分解能を有する可変格子で決定した。この逆転は,前回推定の64~68Tg/yr(12%)に比べて,北半球高緯度の82~84Tg/yrのCH4源が全球全体の約15%を占めた。北部北米に対して,平均供給源の16.6~17.9Tg/yrであると推定し,ハドソン湾低地(HBL)とカナダ西部,特にアルバータ州のフラックスが卓越した。2.7~3.4Tg/yrのHBLに対する推定値は,以前の推定値(陸面モデルLPX-Bernからの湿地フラックスを含む)及び他の独立した逆推定値に近かった。しかし,5.0~5.8Tg/yrのアルバータ州の推定値は,以前の(これも,EDGAR-4.2FT2010インベントリからの人為起源供給源を含む)より有意に高かった。この地域からのフラックスは冬を通して持続するので,これは人為起源の排出量を過小評価する可能性を意味した。北ユーラシアでは,西シベリア低地(WSL)のフラックスからの強い寄与による52.2~55.5Tg/yrの平均供給源を見出し,これに対する推測は19.3~19.9Tg/yrの供給源であった。9年の逆転期にわたってフラックスの顕著な年年変動を見出し,北米及び特にHBLにおける変動は,少なくとも部分的に土壌温度によって駆動されたように見えるが,WSLでは,変動度は土壌水分により多く依存した。更に,0.38~0.57Tg/yrの北米の及び0.76~1.09Tg/yrのユーラシア北部のCH4フラックスは有意の正傾向を示した。北米では,これは土壌温度の上昇により北ユーラシア,特にロシアでは,少なくとも部分的には人為起源供給源によると考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  有害ガス調査測定 

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