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J-GLOBAL ID：201702275018373850   整理番号：17A1475250

太陽電池のシリコン原料に許容されるホウ素およびリンの濃度限界を高めるためのアルミニウム共ドーピング法

Aluminum Co-Doping Method to Increase the Boron and Phosphorous Concentration Limits Allowed in Silicon Feedstock for Solar Cells

著者 (2件)： You Yuliu (Department of Materials Engineering, Graduate School of Engineering, The University of Tokyo) ,  Morita Kazuki (Department of Materials Engineering, Graduate School of Engineering, The University of Tokyo)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 58  号： 10  ページ： 1439-1443(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,リンおよびホウ素を含む多結晶シリコンの電気的特性を改善するために,アルミニウム共ドーピング法を採用した。この方法は,補償理論凝固中にシリコン中のアルミニウム(k_Al=2.8×10^-3),ホウ素(k_B=0.8)およびリン(k_P=0.35)および異なる偏析係数に基づく。アルミニウムの共ドーピングを行ったシリコンインゴットの高さ全体にわたるキャリアタイプおよびキャリア濃度を測定した。その結果,極性反転が起こらず,アルミニウムの共ドーピングによって比較的低いキャリア濃度,すなわち低い純ドーピング濃度が達成できることを示している。さらに,アルミニウムの共ドーピングの有無にかかわらず,シリコンインゴットの高さ全体にわたる抵抗率および少数キャリアの寿命を測定した。その結果,制御した量のアルミニウム添加によって,比較的高く均一な抵抗率および少数キャリア寿命を達成できることを示す。加えて,電気的特性に及ぼす粒界の影響について検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *太陽電池 ,  ケイ素 ,  原料 ,  ホウ素 ,  リン ,  アルミニウム ,  ドーピング ,  電気的性質 ,  多結晶 ,  インゴット ,  結晶粒界 ,  凝固 ,  電気抵抗率 ,  キャリア
準シソーラス用語： *コドーピング ,  偏析係数 ,  方向性凝固

著者キーワード (5件)： solar energy materials ,  compensation theory ,  directional solidification ,  segregation coefficient ,  grain boundaries

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

引用文献 (10件)：

• 1) T. Yoshikawa and K. Morita: Mater. Trans. 46 (2005) 1335-1340. 10.2320/matertrans.46.1335
• 2) T. Yoshikawa, K. Arimura and K. Morita: Metall. Mater. Tran. B. 36 (2005) 837-842. 10.1007/s11663-005-0085-1
• 3) B. Lim, A. Liu, D. Macdonald, K. Bothe and J. Schmidt: Appl. Phys. Lett. 95 (2009) 232109. 10.1063/1.3272918
• 4) J. Veirman, S. Dubois, N. Enjalbert, J.-P. Garandet and M. Lemiti: J. Appl. Phys. 109 (2011) 103711. 10.1063/1.3585800
• 5) J. Kraiem, R. Einhaus and H. Lauvray: Proceedings 34th IEEE Photovoltaic Specialists Conference, Philadelphia, USA, (2009).

タイトルに関連する用語 (8件)： 太陽電池 ,  シリコン原料 ,  許容 ,  ホウ素 ,  リン ,  濃度限界 ,  アルミニウム ,  共ドーピング