抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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特殊信号発光機は,列車運行に支障を与える事態が発生した場合のみに発光するものである。見通し検査は,新設や交換,又は定期検査等の際に作業員の目視によって行われてきたが,列車運転時間帯に必要とされる見通し距離(800m)を確認することは難しい。そこで,列車運転時間帯にも測定できるように近赤外線LEDによる不可視光線を用いた上,特定のパターンで点滅させ,それを列車運転台上で受光,画像処理して認識することで太陽光による影響など外乱と区別した見通し検査システムを開発した。なお,本稿における「見通し検査」は,規定された距離において特殊信号発光機が見通せているか否かを指す用語で,輝度については,印加電圧が基準値以上あり,発光部分を覆っているアクリル板の汚損状態に問題がなければ肉眼で視認するのに十分な輝度を持つように設計・製造されていることで保証されており,通常の定期検査にて管理・確認されている。開発した見通し検査システムの構造・機能を開発経過とともに紹介した。プロトタイプによる長期モニタランを実施した結果,性能上問題ないことを確認した。