抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在の光通信における電気ルータを用いたスイッチングは,光/電気変換および電気/光変換を用いるため,将来の高速光通信において,消費電力において大きなボトルネックが生じてしまう。全光信号処理を実現するために必要不可欠なデバイスの一つとして光メモリがある。我々は,磁気光学材料とシリコンリング共振器を用いた光メモリを提案している。この光メモリでは,外部光で磁気光学材料を加熱して,磁化方向を書き換えるという動作原理を用いる。そこで,今回,実際にリング共振器及び,リング共振器に発熱体を堆積させたデバイスを製作し,強いパワーの光を入力することによってリング共振器に発生する熱的および電子的な非線形応答を観測した。(著者抄録)