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J-GLOBAL ID：201702278212917697   整理番号：17A0803856

地震防災・耐震技術 P波伝播の地域性を考慮した早期地震警報の高精度化手法

Improvement of Earthquake Early Warning System for Railways Considering Locality of P-wave Propagation

著者 (3件)： 岡本京祐 (鉄道総合技術研) ,  岡本京祐 (産業技術総合研) ,  津野靖士 (鉄道総合技術研)
資料名： 鉄道総研報告  (鉄道総合技術論文誌)
巻： 31  号： 7  ページ： 11-16  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： X0700A  ISSN： 0914-2290  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道沿線では即時性のために,単独検知点での地震のP波初動数秒間の情報を元に,震央位置等の推定が行われる。しかし,単独地点から求める震央距離等には誤差が含まれるので,即時性の利点は残しつつ震央距離推定精度の向上を図るために,地域ごとの地殻不均質特性に応じたC値-震央距離関係式を提案した。理論計算によるC値ばらつき要因の検証,実データによる地下不均質構造の検証,震央距離推定精度の向上,個別検知点における検証について説明した。

シソーラス用語： *P波【地震波】 ,  *地震警報 ,  鉄道 ,  距離 ,  地殻 ,  改良
準シソーラス用語： 震央距離 ,  *早期地震警報 ,  高精度化

分類 (1件)： 地震学一般  (DC03020A)

引用文献 (10件)：

• Odaka, T., Ashiya, K., Tsukada, S., Sato, S., Ohtake, K., and Nozaka, D., “A new method of quickly estimating epicentral distance and magnitude from a single seismic record”, Bulletin of the Seismological Society of America, Vol.93, pp.526-532, 2003.
• 山本俊六,野田俊太,是永将宏:P波初動部の立ち上がり特性に着目した震央距離推定手法,鉄道総研報告,Vol.26,pp.5-10,2012
• Okamoto, K., Mikada, H., Goto, T., and Takekawa, J., “Numerical analysis of the relationship between time-variant coda-Q and the variation in crustal stress”, Geophysical Journal International, Vol.195, pp.575-581, 2013.
• 束田進也,尾髙俊一,芦谷公俊,大竹和生,野坂大輔:P波エンベロープ形状を用いた早期地震諸元推定法,地震第2輯,Vol.56,pp.351-361,2004
• 吉本和生:ボルン近似による地震波散乱特性の評価とそのコーダ波解析への適用,地震第2輯,Vol.54,pp.147-158,2001

タイトルに関連する用語 (8件)： 地震防災 ,  耐震 ,  P波 ,  伝播 ,  地域性 ,  早期地震警報 ,  高精度化 ,  手法