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J-GLOBAL ID：201702280268559609   整理番号：17A0419442

小型簡易風洞の境界層形成に関する研究

Study on the boundary layer formation of a small simple type wind tunnel

著者 (2件)： LIU Jiaqi (鳥取大 大学院連合農学研究科) ,  木村玲二 (鳥取大 乾燥地研究セ)
資料名： 日本砂丘学会誌  (Sand Dune Research)
巻： 63  号： 3  ページ： 113-119  発行年： 2017年02月28日 
JST資料番号： Y0118A  ISSN： 0918-5623  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界の砂漠面積は陸地面積の21%を占めている。さらに地球温暖化によって毎年拡大している。それにより,砂嵐が発生し,飛砂が生じて被害が増加している。対策のためには,発生原因を解明することが必要であるが,風洞を使って実験するには境界層の生成が難しい。そこで,小型簡易風洞で境界層を形成する検討を行った。スパイヤーとラフネスブロックの組み合わせで3.6mの整流距離で38cmの境界層厚さが実現できた。また,ラフネスブロックの配置を変えて水平方向の風速分布をほぼ均等にできた。このように,整流距離を短くした安価な小型簡易風洞の設計が可能になった。

シソーラス用語： *風洞 ,  *境界層 ,  砂漠 ,  嵐 ,  飛砂 ,  乱流 ,  *障害物 ,  砂嵐 ,  *層
準シソーラス用語： *スパイヤー ,  *ラフネスブロック

分類 (1件)： 流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K)

引用文献 (11件)：

• 阿不来堤阿不力堤甫・木村玲二,春季の鳥取砂丘における飛砂発生の特徴,日砂丘誌,58(2),31-40 (2011)
• 有江幹男・木谷 勝・鈴木雍宏・阪田一郎・松島進,人工的に生成された厚い乱流境界層の特性,北海道大学工学部研究報告,87,39-49(1978)
• Counihan, J. : An improved method of simulating an atmospheric boundary layer in a wind tunnel, J. Fluid Mechanics, 3, pp.197-214 (1969)
• Irwin, H. P. A. H. : The design of spires for wind simulation, Journal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamics, 7, 361-366 (1981)
• 梶山隆史・関根章義・奥宮正哉・辻本 誠,スクリーンを用いた市街地風を模擬した境界層の作成,日本建築学会東海支部研究報告,341-344 (1993)

タイトルに関連する用語 (5件)： 簡易 ,  風洞 ,  境界 ,  層形成 ,  研究