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J-GLOBAL ID:201702281276613382   整理番号:17A1429730

水性メチルセルロースの曇点に対する両親媒性塩の塩析および塩溶効果【Powered by NICT】

Salting-out and salting-in effects of amphiphilic salt on cloud point of aqueous methylcellulose
著者 (7件):
資料名:
巻: 59  号: PA  ページ: 52-57  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0250B  ISSN: 1359-5113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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メチルセルロース(MC)は,セルロース由来の広く使用されているバイオベースポリマーの一つである。MCは両親媒性を有し,それはその分子構造中の親水性ヒドロキシル基と疎水性メトキシ基の両方を含むからである。両親媒性のために,水性MC溶液は温度感受性特性を示すすなわち臨界溶解温度(LCST)型相挙動の低かった。一方,特殊な有機塩,テトラフェニルホウ酸ナトリウム(NaBPh_4)も両親媒性を有している,親水性陽イオンNa~+と疎水性アニオンBPh_4~-から構成されるためである。二重両親媒性の複合効果への関心に触発されて,ここでは,水性MCの曇り点に及ぼすNaBPh_4の添加効果を研究した。水溶液MCにNaBPh_4の添加量が小さい場合,曇り点はNaBPh_4の量,すなわち塩析効果と抑制された。NaBPh_4の添加量がある値を超えると,曇り点はNaBPh_4の量,すなわち塩溶効果と共に劇的に上昇した。塩溶と塩析からスイッチングはMCにNaBPh_4の特異的結合によって引き起こされるという仮説を提案した。NaBPh_4の濃度が小さいときNaBPh_4はNa~+とBPh_4~-塩析塩として作用するに解離するが,NaBPh_4の濃度が臨界値を超えるとき,疎水性アニオンBPh_4~-は,界面活性剤のように作用するMCの疎水性領域に結合した。アニオンの特異的結合の存在は電気伝導率測定により確認した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般  ,  生物科学研究法一般  ,  抽出 

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