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J-GLOBAL ID:201702282641910911   整理番号:17A1224776

都市部運河域を利用する魚類を対象とした生物共生護岸に関する実験的検討

EXPERIMENTAL STUDY ON THE HABITABLE SEAWALL FOR FISH IN URBAN CANAL AREA
著者 (7件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: I_845-I_850(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0288A  ISSN: 2185-4688  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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都市部運河域は直立護岸に囲まれた半閉鎖性水域で,底層が貧酸素となる水域が多い.一方で,運河域は静穏な汽水域環境として,魚類にとって重要な稚魚の成育場や再生産の場として機能する可能性がある.そこで,運河における魚類を対象とした生物共生護岸の効果を明らかにするために,尼崎運河で試験を実施した.直立護岸前面の表層と底層に簡易的な魚類の生息場を設置し,魚類の出現状況を毎月調査した.その結果,底層が貧酸素となる期間は,表層に海水魚の幼魚や底生魚も含めた魚類が出現し,底層は無生物状態だった.貧酸素が解消されると,底層で多くの魚類が出現した.魚類を対象とした生物共生護岸は,夏季の貧酸素時の避難場所として機能し,簡易的な構造でも海水魚や河口魚の生息場として機能することが明らかとなった.(著者抄録)
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分類 (1件):
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海洋汚濁 
引用文献 (13件):

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