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J-GLOBAL ID：201702282944809155   整理番号：17A0477547

アルカリ性電解水による芋脂洗浄効果及び洗浄メカニズムに関する検討

Removal Effect of Sweet Potato Stain by Alkaline Electrolyzed Water and Study of That Mechanism

著者 (7件)： 楫田優希 (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  中村嘉孝 (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  金子健誠 (鹿児島大 大学院農学研究科) ,  田原千成 (鹿児島大 大学院農学研究科) ,  勝目一成 (鹿児島大 大学院農学研究科) ,  紙谷喜則 (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  紙谷喜則 (鹿児島大 大学院農学研究科)
資料名： 農業生産技術管理学会誌  (Journal of the Japanese Society of Agricultural Technology Management)
巻： 23  号： 4  ページ： 11-15  発行年： 2017年03月15日 
JST資料番号： L4299A  ISSN： 1341-0156  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,食品製造環境下で汚染原因となっている芋脂に対する,環境に低負荷で安全性の高いことで注目されているAlEWの洗浄効果の評価及び,そのメカニズムの検討を目的に研究を行った。まず,吸光度によるクリスタルバイオレットを用いた芋脂の定量化では,583nmのクリスタルバイオレット量を芋脂付着量と定めた。次に,AlEWの洗浄効果は,現状使用されている洗浄剤であるケイポールと同等もしくはそれ以上であった。AlEWには低いランニングコスト,高い安全性,環境に低負荷という利点があるため,十分に代替できる可能性がある。最後に,AlEWの洗浄メカニズムは,pHを調製した水酸化ナトリウム水と洗浄力が同等であったことから,洗浄効果のほとんどは塩基性によるものであることが示された。しかし,有意差はないものの平均では,水酸化ナトリウム水をバブル化した疑似水の洗浄効果が高い傾向が見られたため,AlEW内の水素バブルも洗浄に起因している可能性が見られた。(著者抄録)

シソーラス用語： 焼酎 ,  *油脂 ,  *水 ,  浄化 ,  除去 ,  醸造 ,  食品工業
準シソーラス用語： *アルカリ性電解水 ,  マイクロバブル水 ,  *芋脂 ,  芋焼酎 ,  汚染除去 ,  焼酎醸造 ,  食品製造業 ,  洗浄効果

分類 (1件)： 工場衛生・衛生工学一般  (FJ02021H)

引用文献 (9件)：

• 馬場武・市川英孝.2013.薩摩焼酎のターゲティング 戦略:消費者の味覚知覚分析とイメージ分析を中心 に.Journal of Economics and Sociology, Kagoshima University.80:103-114.
• 福崎智司・竹原淳彦・浦野博水・高橋和宏.2004.タンパク質汚れに対する電解水の洗浄作用.平成16年度 岡山県工業技術センター報告.15-17.
• 紙谷喜則.2013.機能水による洗浄効果と有効利用に向けて. Foods & food ingredients journal of Japan.218: 129-136.
• 柏木明久・八木健太郎・内田圭一・紙谷喜則・河野澄夫.2011.焼酎製造工程における衛生管理方法に関する一考察-芋脂成分の拭き取りによる残留量評価法の検討-.農業機械学会九州支部誌.60:19-23.
• 松尾昌樹.2000.電解水の基礎と利用技術.p.2-8.技報堂出版.東京.

タイトルに関連する用語 (6件)： アルカリ性電解水 ,  芋 ,  脂 ,  洗浄効果 ,  洗浄 ,  メカニズム