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J-GLOBAL ID:201702283273755723   整理番号:17A1137130

カリウムフッ素四ケイ酸雲母の結晶構造

CRYSTAL STRUCTURES OF POTASSIUM TETRA-SILICIC FLUORO-MICAS
著者 (5件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 41-54  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: G0436A  ISSN: 0009-8574  CODEN: CLASA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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さまざまな量のKおよびLiを有するカリウムフッ素四ケイ酸雲母(K-TSFM)を合成し,設計組成のメルトから結晶化した{標準,K-欠陥およびLi-担持yangzhumingite(楊主明雲母)の[テニオライト[K0.9Li0.5Mg2.3Si4O10F2]だけでなく,K1.0Mg2.5Si4O10F2,K0.8Mg2.6Si4O10F2およびK0.7Li0.3Mg2.5Si4O10]}。それらの結晶構造を精密化し,K-TSFM中のLiの結晶化学を検討した。単結晶のXRDデータが,単色Mo-Kα放射に加え,シンクロトロン放射による自動化4環回折計を用いて得られた。格子パラメータa=5.2471(7),b=9.0883(16),C=10.1483(16)Å,β=99.909(12)°,Z=476.72(13)Å3(標準yangzhumingite);a=5.2470(17),b=9.090(4),C=10.172(6)Å,β=99.9092(7)°,Z=477.9(4)Å3(K-欠損yangzhumingite);a=5.2503(13),b=9.092(3),C=10.148(3)Å,β=99.94(2)°,Z=477.2(2)Å3(Li-担持yangzhumingite);a=5.2511(6),b=9.0914(14),C=10.1544(13)Å,β=99.883(10)°,Z=477.58(11)Å3(テニオライト)は,それらの間でゆらぎはほとんど無く,トリ-八面体およびジ-八面体雲母の場合の中間であった。K-TSFMの八面体体積をお互いに比較したところ,ジ-八面体雲母よりも大きかった。これにより,Li+は,テニオライトとLiフリーのyangzhumingite間の等しい八面体体積により,K-TSFMの八面体部位での体積を変化せずにMg2+を置換できることが分かった。Li-担持yangzhumingiteの結晶構造に関する精密化は,Li+は,テニオライト中のLi+だけでなく,Mg2+と共に八面体部位を占拠できることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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合成鉱物  ,  珪酸塩鉱物  ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造 
引用文献 (18件):
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