抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らが提唱するソフトウェアを対象とするFMEA/HAZOPプロセスでは,自然言語によるシステムの要求,外部設計,内部設計,運用プロセス記述中に現れた事物語,行為語,関連語の諸属性にHAZOPガイドワードを適用することで,システムが正常範囲から逸脱した異常な振舞いをする状況,すなわち故障モードを想起し,そのシステム内外への影響と深刻度を評価し対策を検討する。本稿では,HAZOPガイドワードの概念を排し,これら自然言語記述に形態素解析を施し,その結果得られた語を辞書中の体言/用言修飾語で直接的に修飾することで故障モードを自動的に抽出することを試みる。既存の形態素解析ツールの利用により提案手法は極めて容易に実現できるものであるが,辞書中の語を修飾語としてナイーブに使用すれば,検討の価値のない,膨大な数の故障モードを生成することになるため,共起表現辞書の利用,さらには構文/意味解析の導入が必須である。(著者抄録)