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J-GLOBAL ID：201702283913532555   整理番号：17A0864280

屋内環境のマルチユーザ大規模MIMOシステムにおけるアンテナアレーの分散配置に関する検討

A Study on Placements of Distributed Antenna Arrays in an Indoor Multi-User Massive MIMO System

著者 (4件)： 鈴木裕也 (北大 大学院情報科学研究科) ,  西村寿彦 (北大 大学院情報科学研究科) ,  大鐘武雄 (北大 大学院情報科学研究科) ,  小川恭孝 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 103(RCS2017 50-92)  ページ： 127-132  発行年： 2017年06月14日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 第5世代移動通信システム(5G)では,高速かつ大容量化の実現に向けて,数十,あるいは数百本以上の基地局アンテナ素子を使用する大規模Multiple-Input Multiple-Output(MIMO)システムの実装が検討されている。最近,大規模MIMOシステムについても,基地局アンテナを複数のサブアレーに分割し,分散して配置する分散アンテナシステムが検討されている。そこで,本稿では,屋内環境を想定し,レイトレーシング法によって取得した基地局とユーザ間のチャネルを用い,分散するサブアレーの配置場所,及び,サブアレーの素子配列の違いにおけるSINR特性を評価する。また,ユーザ密度,ユーザ数の変化によるSINR特性についても評価する。その結果,分散化は,アレーの自由度にあまり余裕のないときで,収容するユーザが局所的に密集している場合に,特に効果的であると結論づけられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *移動通信 ,  屋内環境 ,  *MIMOシステム ,  *アレイアンテナ ,  配置 ,  基地局 ,  比率
準シソーラス用語： SINR ,  アンテナアレイ ,  マルチユーザーMIMO ,  *大規模MIMO ,  分散配置

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (8件)：

• “2020年以降の5G無線アクセスにおける要求条件と技術コンセプト,”ドコモ5Gホワイトペーパー,株式会社NTTドコモ,Sep.2014.
• 小林崇春,澤本敏郎,瀬山崇志,伊達木隆,関宏之,小林一成,箕輪守彦,須山聡,奥村幸彦,“5G超高密度セルにおける協調ビームフォーミングの検討と屋内実験,”信学技報,vol.115,no.2,RCS2015-18,pp.95-100,Apr.2015.
• 筒井正文,安藤和明,秋山千代志,伊達木隆,関宏之,箕輪守彦,奥山達樹,須山聡,奥村幸彦,“5G超高密度分散アンテナシステムにおける広帯域MU-MIMO伝送特性の屋内実験検証,”信学技報,vol.115,no.396,RCS2015-30,pp.131-136,Jan.2016.
• 奥山達樹,須山聡,増野淳,奥村幸彦,椎崎耕太郎,秋山千代志,筒井正文,関宏之,箕輪守彦,“5GSHF帯超高密度分散アンテナシステムにおける屋内外伝搬実験結果を用いたアンテナ構成に対する特性評価,”信学技報,vol.116,no.479,RCS2016-311,pp.133-138,Mar.2017.
• 西崎隼,西村寿彦,大鐘武雄,小川恭孝,“レイトレーシング法を用いたFD-MIMO基地局の特性評価,”信学技報,vol.116,no.318,RCS2016-205,pp.79-84,Nov.2016.

タイトルに関連する用語 (5件)： 屋内環境 ,  マルチユーザ ,  大規模MIMO ,  アンテナアレー ,  分散配置