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J-GLOBAL ID：201702285080731157   整理番号：17A0924441

統計理論備忘録,II 光学模型とHauser-Feshbach統計理論

著者 (2件)： 河野俊彦 (ロスアラモス国立研) ,  河野俊彦 (東京工大)
資料名： 核データニュース(Web)  (Nuclear Data News (Web))
号： 117  ページ： 65-80 (WEB ONLY)  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： U0087A  ISSN： 0385-4876  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速中性子が中重核へ入射する反応について,原子核固有の性質である個々の共鳴が見えるような反応は取り扱わず,そのエネルギー平均が計算されるケーズを考察した。原子核反応理論として光学模型とHauser-Feshbach統計模型に取り上げ,具体的にどのように計算されるのかを概説した。即ち,透過係数を光学模型で求めさえすれば,統計模型計算で面倒なのはスピン・パリティ保存を考慮する点だけであることが理解できるように説明した。原子核構造の統計的性質である準位密度については簡単に触れるにとどめた。γ線放出チャネルも無視した。

シソーラス用語： *中性子ビーム ,  核反応理論 ,  *光学模型 ,  統計模型 ,  *Hauser-Feshbach理論 ,  断面積 ,  非弾性散乱

分類 (2件)： 核子による反応・散乱  (BG04040N) ,  原子炉工学におけるその他の基礎的事項  (MD02050M)

引用文献 (12件)：

• W. Hauser, H. Feshbach, Phys. Rev. 87, 366 (1952).
• 河野俊彦, 核データニュース“統計理論備忘録複合核反応とランダム行列の交差点,” 110, 39 (2015); http://wwwndc.jaea.go.jp/JNDC/ND-news/pdf110/No110-06.pdf
• P.G. Young, E.D. Arthur, Tech. Rep. LA-6947, Los Alamos National Laboratory (1977).
• M. Herman, R. Capote, B. Carlson, P. Oblozinský, M. Sin, A. Trkov, H.Wienke, V. Zerkin, Nuclear Data Sheets 108, 2655 (2007).
• A. J. Koning, S. Hilaire, M.C. Duijvestijn, EPJ Web of Conferences pp. 211-214 (2008), proc. Int. Conf. on Nuclear Data for Science and Technology, 22 - 27 Apr., 2007, Nice, France, Ed. O. Bersillon, F. Gunsing, E. Bauge, R. Jacqmin, and S. Leray.

タイトルに関連する用語 (1件)： 光学模型