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J-GLOBAL ID：201702286208851097   整理番号：17A1614957

水銀漸次繰返し圧入法で抽出するモルタル硬化体のインクボトル空隙および連続空隙に関する一考察

DISCUSSION ON AN INK-BOTTLE PORE AND A CONTINUATIVE PORE OBTAINED BY STEP-BY-STEP MERCURY INTRUSION POROSIMETRY TEST ON HARDENED MORTAR

著者 (4件)： 吉田亮 (名古屋工業大学 大学院社会工学専攻) ,  水野浩平 (名古屋工業大学 大学院創成シミュレーション専攻) ,  岸利治 (東京大学 生産技術研究所人間・社会系部門) ,  梅原秀哲 (名古屋工業大学 大学院創成シミュレーション専攻)
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 69  号： 1  ページ： 235-242(J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： モルタル硬化体において水銀漸次繰返し圧入法で得るインクボトル空隙と連続空隙の実態を把握するため,他の空隙分析手法を用いて下記の検証を行った。インクボトル空隙に関しては,空気泡の量と寸法を調整した試料を用いてリニアトラバース法で得る空気泡との間における量的関係を検討した。また連続空隙に関しては,セメント・混和材種類の異なる試料を用いた吸水・乾燥過程の質量変化との関係について定量的に検討を行った。インクボトル空隙は空気泡の量との間に強い相関関係を確認できた。また連続空隙は,吸水・乾燥開始直後から数時間の間に観察される急激な質量変化(1時間の吸水量,3時間の乾燥量)との間に強い相関関係が確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート ,  *モルタル ,  計測 ,  *細孔構造 ,  *気泡 ,  吸水 ,  質量 ,  変化 ,  *水銀圧入法
準シソーラス用語： 空隙構造

著者キーワード (10件)： 水銀圧入法 ,  インクボトル ,  空気泡 ,  リニアトラバース法 ,  吸水 ,  Mercury intrusion porosimetry ,  Inkbottle ,  Air voids ,  Linear-traverse method ,  Water absorption

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (4件)：

• 1) P. K. Mehta and D. Manmohan:Pore size distribution and permeability of hardened cement pastes, Proceedings of the 7^th International congress on the Chemistry of Cements, Vol.3(1980)
• 2) S. Diamond:Mercury porosimetry:An inappropriate method for the measurement of pore size distributions in cement-based materials, Cement and Concrete Research, Vol.30, pp.1517-1525(2000)
• 3) 浅賀喜与志ほか:粒径をそろえた各種ポルトランドセメントの水和反応と硬化組織、セメント・コンクリート論文集、No.54、pp.8-14(2000)
• 4) R. Yoshida and T. Kishi:Proposal of a new approach for determination of pore continuity and suitable intrusion pressure based on step-by-step mercury intrusion porosimetry test., 1st International conference on Microstructure Related Durability of Cementitious Composites, Vol.2, pp.1455-1464(2008)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水銀 ,  圧入 ,  モルタル ,  硬化体 ,  インクボトル ,  空隙