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J-GLOBAL ID：201702286880815873   整理番号：17A1088789

ダージリン紅茶における特徴香形成要因の探索~8銘柄の主要香気成分の比較によるアプローチ~

著者 (2件)： 馬場良子 (小川香料 解析研) ,  熊沢賢二 (小川香料 解析研)
資料名： Aroma Research  (Aroma Research)
巻： 18  号： 3  ページ： 280-285  発行年： 2017年08月28日 
JST資料番号： L6372A  ISSN： 1345-4722  CODEN： ARREFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 8種類の紅茶を対象として,微量の香気寄与成分の生成量に影響を及ぼす品種,生育環境,製法の3つの要因が主要香気成分の生成量に対しても影響を及ぼす可能性を検討した。紅茶はダージリン,アッサム,ニルギリ,ディンブラ,ウバ,ヌワラエリア,ケニア,ジャワを使用した。ダージリンには独特の香味が感じられ,香気組成の主成分分析散布図において他の7種から離れた位置にプロットされた。ダージリンの特徴的な香りは,微量の香気寄与成分に加えて主要香気成分についても茶葉の品種や特有の生育環境による香気前駆体量の多さ,特有の製法による香気成分の生成効率のよさの影響を受けて形成される可能性が示唆された。

シソーラス用語： *紅茶 ,  芳香 ,  *芳香成分 ,  葉 ,  生産方式 ,  品種 ,  環境 ,  種差 ,  配糖体
準シソーラス用語： 茶葉 ,  栽培環境

分類 (2件)： し好料作物  (FC03076D) ,  精油,香料  (YG03020H)

引用文献 (34件)：

• 坂田完三 : 新版 緑茶・中国茶・紅茶の化学と機能, 伊那和夫,坂田完三編, アイ・ケイコーポレーション, 神奈川, p107 (2007)
• Guth H. and Grosch W.: Flavour and Fragrance J., 8, 173 (1993)
• Schuh C. and Schieberle P.: J. Agric. Food Chem., 54, 916 (2006)
• Kumazawa K. ; Wada Y. and Masuda H. : J. Agric. Food Chem., 54, 4795 (2006)
• 熊沢賢二 ; 増田秀樹 ; 西村修 ; 加藤龍夫 : 日本食品科学工学会誌, 45, 728 (1998)

タイトルに関連する用語 (6件)： 紅茶 ,  香 ,  要因 ,  探索 ,  銘柄 ,  香気成分