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J-GLOBAL ID：201702287073384839   整理番号：17A1894603

模型流路を用いた凍害損傷の要因検討と減圧養生による耐凍害性の付与

著者 (3件)： 酒井雄也 (東京大学生産技術研究所) ,  鎌田知久 (東京大学大学院 社会基盤学専攻) ,  岸利治 (東京大学生産技術研究所)
資料名： コンクリート工学論文集(Web)  (Concrete Research and Technology (Web))
巻： 28  ページ： 15-24(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0413A  ISSN： 2186-2745  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では凍結融解によるコンクリートの損傷を支配する要因を理解することを目的として検討を実施した。模型流路を作製して液状水を導入し,凍結させた結果,インクボトル構造を有する場合に損傷が生じること,ボトル部分に気泡が存在する場合には損傷が回避されること,またボトル部分とネック部分のサイズ比の増加により気泡が残留しやすくなることを確認した。そこで,ボトル部分を拡大することで,液状水浸潤時の気泡残留を促進することを目的として,未硬化セメントペーストを減圧下で養生し,凍結融解試験を実施した。その結果,減圧養生を与えたセメントペーストにおいて凍害損傷が抑制されることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート ,  凍害 ,  損傷 ,  セメントペースト ,  凍結融解 ,  凍結 ,  気泡 ,  浸潤 ,  マイクロチャネル ,  凍結融解試験 ,  *養生 ,  *耐凍性 ,  減圧
準シソーラス用語： マイクロ流路 ,  *減圧養生

著者キーワード (10件)： 凍害 ,  セメントペースト ,  マイクロ流路 ,  気泡 ,  減圧養生 ,  Freezing Damage ,  Cement paste ,  Micro channel ,  Air bubble ,  Vacuum Curing

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (19件)：

• 1) 坂田昇,橋本学,菅俣匠,緒方英彦:中庸熱フライアッシュセメントを用いたコンクリートの凍結融解抵抗性に及ぼす各種AE剤の空気安定性の検討, コンクリート工学論文集,Vol.23,No.1,pp.35-47,2012
• 2) 長瀧重義,大賀宏行,増田和機,内田明:フライアッシュコンクリートの空気連行性と耐凍害性,コンクリート工学年次論文集,Vol.9,No.1,pp.199-204,1987
• 3) 藤原佑美,濱幸雄,山城洋一,齋藤敏樹:フライアッシュを用いたコンクリートの耐凍害性と自己修復効果の検討,コンクリート工学年次論文集,Vol.30,No.1,pp.873-877,2008
• 4) 濱幸雄,千歩修,友澤史紀:乾燥の影響と吸水性状を考慮したコンクリートの耐凍害性の評価方法,セメント・コンクリート論文集,Vol.57,pp.266-272,2004
• 5) 田畑雅幸,洪悦郎,鎌田英治:コンクリートの凍害の環境要因効果に関する実験的研究 : コンクリートの耐凍害性におよぼす環境要因の影響(その1),日本建築学会構造系論文報告集,Vol.367,pp.8-15,1986

タイトルに関連する用語 (8件)： 模型 ,  流路 ,  凍害 ,  損傷 ,  要因 ,  減圧 ,  養生 ,  耐凍害性