抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2016年4月に発生した熊本地震では,災害関連死を除く死者は50名を超え,今なお災害後の死者数は増え続けている。同一震源で震度7が2回発生した地震は気象庁の観測史上初めてであり,人的・物的に甚大な被害が発生した。本報では,地震により家屋倒壊と土砂災害の両方が発生した南阿蘇村と隣接する西原村を対象に,南阿蘇村消防団を中心に南阿蘇村役場と西原村役場にもヒアリング調査を実施することで,消防団と各村役場の災害対応の内容を明らかにし,課題の抽出をした。以上の結果から,地域防災力の向上に関して若干の考察を行なった。(著者抄録)