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J-GLOBAL ID:201702288814432935   整理番号:17A1100605

日本沿岸4海域におけるミズクラゲ集群の鉛直分布に及ぼす水塊構造の影響

Effects of water mass structure on vertical distribution of moon jellyfish Aurelia aurita s.l. within aggregations in four Japanese coastal areas
著者 (5件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 114-123  発行年: 2017年08月25日 
JST資料番号: Y0113A  ISSN: 0387-8961  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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富栄養化が進む内湾の東京湾と三河湾,近傍に河川の流入がない小さな支湾である浦底湾,富栄養化が進んだ浅い汽水湖である中海を対象として,ミズクラゲの鉛直分布と海水密度(σt,水温と塩分から算出)及び溶存酸素濃度の関係について検討した。東京湾における5年間,計5回の観測で12集群を発見した。クラゲの鉛直分布は明瞭な上限と下限を有しており,分布層厚は5~14mの範囲にあった。各水柱において水深1mごとのσtの鉛直変化(Δσt)を計算し,各水柱のΔσtのうち最大値を説明変数として用いた。東京湾(最大値:0.6~3.1),三河湾(最大値:0.1~1.7),中海(最大値:1.24)では表層塩分の低下とともに極めて強い密度躍層が形成されることがあるのに対し,浦底湾(最大値:0.0~0.4)では表層塩分は低下せず,夏期に水温の上昇に伴う弱い躍層が形成されるにとどまった。さらに,ミズクラゲの分布上限水深及び分布下限水深のデータ解析結果について記述した。
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分類 (3件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (43件):
  • 青木一弘・清水 学・黒田 寛・豊川雅哉・山田 智 2012. 三河湾におけるミズクラゲの輸送過程に関する数値的研究. 水産海洋研究 76: 9-17.
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