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J-GLOBAL ID：201702289387180632   整理番号：17A1242617

(all-E)-リコペンの異性化に及ぼす食品と効果食用油脂を用いた加熱の中のリコペンのE/Z異性体比【Powered by NICT】

The E/Z isomer ratio of lycopene in foods and effect of heating with edible oils and fats on isomerization of (all-E)-lycopene

著者 (8件)： Honda Masaki (Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, Japan) ,  Murakami Kazuya (Department of Chemical Engineering, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, Japan) ,  Watanabe Yo (Department of Chemical Engineering, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, Japan) ,  Higashiura Takuma (Innovation Division, Kagome Company Limited, Nishitomiyama, Nasushiobara, Japan) ,  Fukaya Tetsuya (Innovation Division, Kagome Company Limited, Nishitomiyama, Nasushiobara, Japan) ,  Wahyudiono (Department of Chemical Engineering, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, Japan) ,  Kanda Hideki (Department of Chemical Engineering, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, Japan) ,  Goto Motonobu (Department of Chemical Engineering, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, Japan)
資料名： European Journal of Lipid Science and Technology  (European Journal of Lipid Science and Technology)
巻： 119  号： 8  ページ： null  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0531A  ISSN： 1438-7697  CODEN： EJLST  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リコペンのZ-異性体はよりバイオアベイラブルと(all-E)-異性体よりも高い抗酸化能を示すので,多量のZ-異性体を含む食品を調べ,(all-E)-リコペンのZ異性のための実用的で実行可能な方法を開発することが重要である。第一に,著者らは改善された順相H PLC法を用いて生及び市販の加工トマト製品中のリコペンのE/Z異性体比を調べた。トマト製品は全リコペンにZ-異性体の4.6 33.4%を含み,(5Z)-リコペンは最も豊富なZ-異性体であった。トマトソースおよびトマトスープ熱処理を受けたような油含有生成物はリコペン(27.4 33.4%)のZ-異性体の高い割合を含んでいた。続いて,トマトピューレに含まれる(all-E)-リコペンの熱Z異性に及ぼす添加油の量とタイプの影響を調べた。オリーブ油トマトピューレへの増加した添加は,120°Cでの加熱でリコペン異性体の産生を増加した。トマトピューレに含まれる(all-E)-リコペンは39.2 50.7%の範囲,植物油(亜麻仁,ダイズ,トウモロコシ,ゴマ,ナタネ,米糠,ベニバナ種子,オリーブ,ヒマワリ種子,またはココナツ油)または動物油脂(牛脂,豚脂)の5%が120°Cで30分間加熱する前に添加した場合のZ-異性体に変換した。ゴマ油を用いた場合,全Z異性比と(5Z)-リコピン含量は有意に増加した。実用化:リコペンの食事摂取は癌および動脈硬化のリスク低下のような多くの健康上の利益を提供する。リコペンは十一共役二重結合内の任意サイトでのE/Z異性化によって引き起こされた幾何学的異性体の大きな数を有しており,抗酸化能及びZ-異性体のバイオアベイラビリティのような官能基は全てのE異性体のそれよりも高かった。本研究はリコペンのZ-異性体を含む豊富食品を明らかにし,食用油脂によるトマトピューレに含まれる(all-E)-リコペンの熱Z異性を示した。これらの知見は,リコペンの有効摂取量と食品,飲料,及び栄養補助食品製造の分野でZ-異性体(all-E)-リコペンの容易な異性化の在宅日常調理の開発に寄与するであろう。加工トマト製品中のリコペン含量と食用油脂とZ-異性体(all-E)-リコペンの熱異性化のZ-異性体を調べた。油と共に調理したトマト製品は高レベルのZ-異性体を含み,ゴマ油は,(all-E)-リコペンの熱Z異性の優れた促進効果を有した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： バイオアベイラビリティ ,  ダイズ ,  トマト ,  サプリメント ,  *異性化 ,  オリーブ ,  オリーブ油 ,  *異性体 ,  調理 ,  熱処理 ,  *食用油脂 ,  やし油 ,  亜麻仁 ,  カロチノイド ,  脂肪族炭化水素 ,  不飽和炭化水素 ,  共役ジエン
準シソーラス用語： 抗酸化能 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 動物油脂 ,  リコペン異性体 ,  順相H PLC分析 ,  熱E/Z異性化 ,  トマト ,  植物油

分類 (1件)： 油脂の性質  (YG01020T)

物質索引 (1件)： リコペン

タイトルに関連する用語 (6件)： ALL ,  リコペン ,  異性化 ,  食品 ,  食用油脂 ,  異性体