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J-GLOBAL ID:201702290134912085   整理番号:17A1697886

中部日本,土岐花崗岩における燐灰石フィッション・トラック年代の空間分布:東アジア大陸縁辺部に定置した白亜紀プルトンの上昇速度

Spatial distribution of the apatite fission-track ages in the Toki granite, central Japan: Exhumation rate of a Cretaceous pluton emplaced in the East Asian continental margin
著者 (7件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: ROMBUNNO.12219  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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中部日本,東濃地域の白亜紀土岐花崗岩は約70Maに東アジア大陸縁辺部に定置した。土岐花崗岩は52.1±2.8Maから37.1±3.6Maの範囲の燐灰石フィッション・トラック(AFT)年代(測定数,n=33)を持つ;これはプルトンの低温熱史(AFT部分的焼きなまし帯の温度:60-20°C)中の三次元熱的進化を示している。土岐花崗岩の主要部では,より浅所により古い年代値の部分が,より深所により若い年代値の部分が分布する,という空間分布を示し,浅い領域はより深い領域よりも早くAFT閉鎖深度に到達した(上昇した)ことを示している。このような冷却パターンは主に土岐花崗岩体の上昇によって制約されており,東濃地区の広域的削剥作用に関連していた。土岐花崗岩の年代-高度の関係(AERs)は50Maと40Maの間に約0.16±0.04mm/年という早い上昇速度を示した。HeFTyプログラムを用いたAFT逆計算によって時間-温度経路(t-T経路)が得られ,プルトンは約40Ma以降現在までに大規模な再加熱なしに連続的な徐冷を経験したことが示唆された。AERsとAFT逆計算の組合せは,土岐花崗岩について以下の上昇史を示している:(i)50Maと40Maの間における,0.16±0.04mm/年という早い上昇;(ii)40Ma以降の0.16±0.04mm/年以下という遅い上昇;(iii)30-20Maより以前に地表に露出。土岐花崗岩を含む東濃地区は,25-15Maの日本海開口以前には東アジア大陸縁辺内で,日本海開口後は西南日本弧内で,0.16±0.04mm/年以下のゆっくりした削剥作用を被っており,これは起伏の少ない丘陵地や平野で得られた代表的な削剥速度と良い一致を示す。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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年代測定  ,  深成岩 
引用文献 (93件):

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