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J-GLOBAL ID:201702290440142051   整理番号:17A1468226

兵庫県における行事と行事食の伝承(認知・経験と世代間比較)

Transmission of Folklore Events and Their Specific Traditional Dishes in Hyogo Prefecture (An Intergenerational Comparison in Recognition and Experience of Annual Events)
著者 (8件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 189-197  発行年: 2017年10月05日 
JST資料番号: Y0637A  ISSN: 1341-1535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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日本調理科学会の特別研究の全国調査(平成21~23年)において実施した17の年中行事の調査から兵庫県のデータを抽出し,行事の認知と経験に有効回答した対象者が一致するようデータを整備した。行事の認知・経験及び行事食の喫食経験について学生・親・祖父母の3世代の比較を通して伝承の様子を調べた。その結果,3世代とも100%に近い人が認知し経験しているのは雑煮やそば,ケーキ,巻きずしなど決まった行事食がある正月,大晦日,クリスマス,節分の4行事であり,行事食の喫食経験が高い場合,行事の経験は高いことがわかった。一方,認知されても経験が低くなる行事のうち学生世代で差が大きくなるのは,お月見,人日,端午,春分,冬至,秋分であり,特に仏事の春分,秋分は今後学生に伝承されなくなる可能性がある。認知も経験も低いのは秋祭り,春祭り,重陽である。重陽はすでに学生世代に伝承されていないが,秋祭り,春祭りの経験は学生でも1割程度であり廃れるのも時間の問題かもしれない。(著者抄録)
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分類 (1件):
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食品一般 
引用文献 (20件):
  • 1) 新澤淑恵,中村喜代美 (2001),正月の食生活におけるおせち料理の喫食状況の変化,日本調理科学会誌,34, 89-98
  • 2) 松本時子,齋藤寛子 (2001),日本の行事食に関する研究 (第1報) ~本学の短大生家庭における伝承調査~,山形県立米沢女子短期大学紀要,36, 103-110
  • 3) 亘理ナミ,吉中哲子,岩倉さち子,石綿きみ子 (1981), 行事食からみた食生活の動向 (第1報) 年中行事について, 家政学雑誌,32, 479-487
  • 4) 佐々木輝雄 (2005),年中行事における食の意義とその経済効果,日本獣医畜産大学研究報告,54, 8-19
  • 5) 農林水産省 食料需給表,http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/index.html. (2017/3/1)
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