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J-GLOBAL ID：201702291938616178   整理番号：17A0482790

2016年熊本地震による港湾施設の被害について

著者 (2件)： 野津厚 (港湾空港技研) ,  小濱英司 (港湾空港技研)
資料名： 地盤工学会誌  (Geotechnical Engineering Magazine)
巻： 65  号： 4  ページ： 36-39  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： F0369A  ISSN： 1882-7276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年熊本地震による港湾施設の被害について,港湾空港技術研究所が国土技術政策総合研究所と共同で実施した現地調査の結果を報告した。港湾施設の被害は軽微であったが,今後の地震災害対策のための貴重な教訓を与えている。熊本港岸壁の事例は,SCPをはじめとする地盤改良の重要性を示した。熊本港フェリーターミナルの可動橋の事例は,構造物と地盤を含む全体系の挙動を見ることの重要性を示した。港湾施設の設計では,多少の地盤変状には構造側で対応できることが望ましい。

シソーラス用語： *大地震 ,  熊本県 ,  *震災 ,  研究所 ,  現地調査 ,  フェリーターミナル ,  係船岸 ,  コンパクションパイル工法 ,  ドレーン工法 ,  可動橋 ,  *港湾施設
準シソーラス用語： *2016年熊本地震 ,  SCP工法 ,  国土技術政策総合研究所

分類 (2件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (3件)：

• 菊池健児・田中 圭:益城町の悉皆調査,2016年熊本地震 災害調査報告会,2016年度日本建築学会大会(九州),pp.83~93,2016.
• Nozu, A. and Nagasaka, Y.: Rupture Process of the Main Shock of the 2016 Kumamoto Earthquake with Special Reference to Damaging Ground Motions: Waveform Inversion with Empirical Green's Functions, Earth Planets Space, 69: 22, DOI 10.1186/s40623-017-0609-3.
• 井合 進・菅野高弘・野津 厚・一井康二・佐藤陽子・小濱英司・深澤清尊:港湾構造物の耐震性能照査型設計体系について,港湾空港技術研究所資料,No.1018,2002.

タイトルに関連する用語 (3件)： 2016年熊本地震 ,  港湾施設 ,  被害