特許
J-GLOBAL ID:201703001346422895

炭素繊維用前駆体繊維束とその製造方法および炭素繊維の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-046689
公開番号(公開出願番号):特開2017-160563
出願日: 2016年03月10日
公開日(公表日): 2017年09月14日
要約:
【課題】単糸数が2000を超える場合などにおいて、複数本を合糸してなる炭素繊維用前駆体繊維束であっても連続的に安定した交絡を維持し、焼成工程での工程通過性を向上させる炭素繊維用前駆体繊維束とその炭素繊維用前駆体繊維束の製造方法および、炭素繊維の製造方法を提供する。【解決手段】明細書に記載の方法で炭素繊維用前駆体繊維束を単糸の絡まりがなく5m以上の炭素繊維用前駆体糸条に分割することが可能であり、以下の(A)〜(C)を満たす炭素繊維用前駆体繊維束。(A)フックドロップ法による炭素繊維用前駆体糸条の交絡の最小値が100mm以上(B)フックドロップ法による炭素繊維用前駆体繊維束の交絡の最小値が100mm以上(C)炭素繊維用前駆体糸条の撚り数が0.10ターン/10m以下【選択図】図1
請求項(抜粋):
以下の(1)〜(4)のローラーを用いて、2本以上の炭素繊維用前駆体糸条を合糸して炭素繊維用前駆体繊維束を製造する方法であって、互いに略平行に走行する前記2本以上の炭素繊維用前駆体糸条を抱き角20°以上で第1ローラーに接触させた後、前記2本以上の炭素繊維用前駆体糸条を2分割して一対の第2ローラーにそれぞれ接触させることで、第1ローラーと一対の第2ローラーの間で炭素繊維用前駆体糸条を略90°回転させ、次いで、一方の第2ローラーから出た炭素繊維用前駆体糸条を第3前ローラーおよび第3後ローラーに順次接触させるとともに、もう一方の第2ローラーから出た炭素繊維用前駆体糸条を第3前ローラーに接触させることなく第3後ローラーに接触させることで、第3後ローラー上で炭素繊維用前駆体糸条を合糸し、その後、第3後ローラーから出た炭素繊維用前駆体糸条を第4ローラーに抱き角5°以上で接触させて、炭素繊維用前駆体繊維束を得るに際し、第1ローラーと一対の第2ローラーとの軸心間の距離Lと第1ローラー上の炭素繊維用前駆体糸条の糸幅Wとの比、L/Wを60以上400以下とし、第4ローラーから出た後の炭素繊維用前駆体繊維束の張力を0.11cN/dtex以上とする炭素繊維用前駆体繊維束の製造方法。 (1)第1ローラー (2)第1ローラーの軸心、および、第1ローラーを出た直後の炭素繊維用前駆体糸条の走行方向のいずれとも略直交する軸心を有し、第1ローラーからの軸心間の距離Lが略同等である一対の第2ローラー (3)一対の第2のローラーの軸心と略平行な軸心を有し、一対の第2ローラーを出た直後の炭素繊維用前駆体糸条の走行方向に沿って順に配置される一対の第3前ローラーおよび第3後ローラー (4)一対の第3前ローラーおよび第3後ローラーと略直交する軸心を有する第4ローラー
IPC (5件):
D01F 6/18 ,  B65H 51/015 ,  D01D 5/06 ,  D01F 9/22 ,  D02J 1/18
FI (5件):
D01F6/18 E ,  B65H51/015 ,  D01D5/06 107 ,  D01F9/22 ,  D02J1/18 Z
Fターム (29件):
4L035AA04 ,  4L035BB04 ,  4L035BB12 ,  4L035BB17 ,  4L035BB66 ,  4L035BB69 ,  4L035BB81 ,  4L035FF01 ,  4L036MA04 ,  4L036MA24 ,  4L036MA26 ,  4L036MA33 ,  4L036PA09 ,  4L036PA45 ,  4L036PA49 ,  4L036UA25 ,  4L037CS03 ,  4L037PA53 ,  4L037PC05 ,  4L037PS02 ,  4L045AA03 ,  4L045BA03 ,  4L045DA32 ,  4L045DA34 ,  4L045DA36 ,  4L045DA38 ,  4L045DA40 ,  4L045DA41 ,  4L045DB01
引用特許:
審査官引用 (6件)
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