特許
J-GLOBAL ID:201703004496618479

硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性、耐剥離性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 影山 秀一 ,  倉地 保幸 ,  山田 靖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-063849
公開番号(公開出願番号):特開2017-177237
出願日: 2016年03月28日
公開日(公表日): 2017年10月05日
要約:
【課題】二相ステンレス鋼等の難削材の断続切削加工において、硬質被覆層がすぐれた耐溶着チッピング性、耐剥離性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】工具基体表面に、少なくともTi化合物層を含む硬質被覆層が形成されている表面被覆切削工具において、工具基体表面直上のTi化合物層中の窒素濃度と炭素濃度を、工具基体表面と平行な方向に沿って測定した場合、低窒素高炭素の低窒素領域と、高窒素低炭素の高窒素領域が形成されており、また、前記低窒素領域から前記工具基体表面に垂直な方向へ、前記Ti化合物層中の窒素濃度を測定した場合、前記Ti化合物層の内部へ0.2μmの範囲にわたり、窒素濃度が漸次増加する領域、好ましくは、窒素濃度の増加の平均濃度勾配が20原子%/μm以上300原子%/μm以下である領域、が存在し、さらに好ましくは、前記Ti化合物層の表面に、異なる膜種のTi化合物層、α-Al2O3層、κ-Al2O3層が形成されている。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
WC基超硬合金またはTiCN基サーメットからなる工具基体の表面に、少なくともTi化合物層を含む硬質被覆層が形成されている表面被覆切削工具であって、 切れ刃近傍において工具基体表面直上に形成されているTi化合物層中の窒素濃度と炭素濃度を、工具基体表面と平行な方向に沿って測定した場合、炭素濃度が高く窒素濃度が低い(窒素濃度ゼロを含む)低窒素領域と、窒素濃度が高く炭素濃度が低い(炭素濃度ゼロを含む)高窒素領域が形成されており、かつ、 前記低窒素領域から、前記工具基体表面に垂直な方向へ、前記Ti化合物層中の窒素濃度を測定した場合、工具基体表面からTi化合物層側へ0.2μm以内の範囲において、工具基体からの距離が離れるにしたがい、前記Ti化合物層中の窒素濃度が漸次増加しており、窒素濃度の平均濃度勾配が、20原子%/μm以上300原子%/μm以下であることを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (3件):
B23B 27/14 ,  C23C 16/30 ,  C23C 16/36
FI (3件):
B23B27/14 A ,  C23C16/30 ,  C23C16/36
Fターム (24件):
3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  4K030AA03 ,  4K030AA09 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA18 ,  4K030BA35 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB01 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030FA10 ,  4K030JA03 ,  4K030JA06 ,  4K030JA08 ,  4K030LA22
引用特許:
審査官引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る